閃光のハサウェイがクソすぎ（特にジェンダー的に）て死んだ

何の予定もない日曜日。amazonのプライムビデオで「閃光のハサウェイ」を観た。見てすごく腹が立った。そういう記録です。

前提として、ガンダム（ファーストガンダムからの流れ）は詳しいとは言えないけれど大体のストーリーは理解しているつもり。
ですが、とにかく最初はとっつきにくい。何のことを言っているの？という感じ。

主人公はハサウェイ・ノア。ブライト艦長の息子です。
逆襲のシャアを受け継ぐ話で、シャアの思想を受け継ぐ「マフィティー」という組織と地球連邦軍の関係を描く物語。
序盤はこのマフィティーとハサウェイの関係性がわかるまでは「？？？」という展開。まあそれはいいです。

とにかく腹が立つのは本作のジェンダー感。
2021年公開で、舞台はもっと未来だというのに、なんだこれ…という古い、古ーーーーいジェンダー感を引きずっています。
それが最もわかるのはメインヒロインのギギの人となり。
おそらく10代でお金に困らない育ちの少女。この子がのっけからかますかます。
わたしはとにかく「ぎー！むかつくぅｳｳｳ！」となりました。
コケティッシュで容姿美麗、自分が男を性的に迄Mできるとわかっている立ち居振る舞い。
とにかくおじさんたちが「こういう子いたらいいよね―萌えるよねー」という願望のもとに出来上がったんじゃねえの？というキャラクターです。
主人公ハサウェイと連邦軍のおえらいさんを手玉に取っている（と本人は思っている）描写で、でも主人公はうんざりしているんだろうなと思いきやまんざらでもない…みたいな。
あほか！！！！　
目ぇさませ！！
無理やりホテルの同じ部屋に泊まらされたうえ、リビングで水着に着替えて自分がドア開けた瞬間にブラジャーを落として裸体をさらした彼女に幻滅していたじゃないかお前も！！！！！
（はっきり言うと、そんな少女は現実には存在しません。ラッキースケベは制作側の願望です）

で、だいぶシーンは進んで、ハサウェイを手引きする現地の少年が、彼を船に乗せた後にする会話：組織の女性を「年上の女っていいよね～」っていうシーン。
会話それだけですよ。
たった一言の会話なのに、それ、いる？？　おじさんたちはどうしても入れたかったのかな？？？？


とにかくほんとうに、
おじさんの、おじさんによる、おじさんのためのガンダム
というのが本作から感じた印象です。
新規のファンは期待していないようなので、ここはハハハと空笑でなかったことにするのが大人の対応なのかもしれません。
でもわたしは精神的に成熟していないのでこういう文章を書いてしまうのですよ。
あと2作続いて完結だそうです。もう見ねえよ。