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風林火山な、旅

2007年04月01日 | せずにはいられない・・旅の話
風林火山な、旅










疾(はや)きこと  風の如く

徐(しずか)なること 林の如し

侵略すること    火の如く

動かざること    山の如し


ご存知、今年の大河ドラマ”風林火山”。


歴史マニアの息子と、風林火山な、旅に出た。


甲府駅にある武田信玄の像



”戦国時代に生まれていたら、
 誰に仕官する?”

息子の問いだ。

私達は結構そんな会話をして過ごすことが多い。

”う~ん・・・徳川家康。”と私。

理由はと聞かれ、

何しろ、あの時代に徳川15代にまでおよぶ
江戸時代の基礎を築いたのは、本当に偉大だ。

私は、江戸時代が好きだし・・・

江戸時代に生まれていたら、京都の呉服問屋の娘がよかった・・・


・・・と話がそれていく。



”貴方に近い歴史上の人物は誰?”

なる心理テストのようなものをやったとき

女性では、お市の方

と出た。

確かに、”お家のために・・・”と
女性としてその人生を家存続のために尽くしたお市と私は
ちょっと考え方が似ているかも、しれない。


風林火山ジュース

新宿駅から特急あずさに乗る。

まずは、甲府へ。

目指すは、甲府から駅徒歩5分のところにある
”風林火山博”。

武田信玄についての展示や
NHKドラマの撮影秘話や衣装の展示などが
盛りだくさんのイベント会場だ。


車内販売のジュースやお弁当も、
”風林火山”。

風林火山弁当


お弁当の中身もゴージャス





私達は、がぜん盛り上がってくる。
そう、
あの 千住 明さん作曲の風林火山のメインテーマを
ついつい口ずさんでしまう。

このメインテーマは、
大河ドラマに興味が無い人にも是非オススメしたい一曲。

”前にすすもう!”と

大きな気持ちで、ポジティブになれる素晴らしい作品だ。




武田信玄



山本勘助


大河ドラマは、武田信玄の軍師であった
山本勘助が主役。

私は、山本勘助役の内野聖陽さんのファンであることから、
一応、今回の旅の企画をたてたわけだ。


歴史マニアの息子との旅はなかなか楽しい。
何しろ、ガイドを雇わなくても
詳しい解説付きの旅が出来るからで、ある。

京都に行っても、
現地のタクシーの運転手さんよりも

寺の建立の謂れや年代、
歴史上の人物の相関関係などすらすらと
説明するものだから、

運転手さん、”僕の説明、いらないですね”。


今回も、武田信玄の24人の部下について
教えてくれたり、
由布姫の謎についてを教えてくれたり。

ふぅん・・・

と私ははとバスの観光客のように
カメラをぶら下げて、説明を聞いて歩くだけだ。


特急あずさが走る沿線ぞいには
武田の所領であった城跡がいくつかあった。

武田家最後の土地、その合戦の名前・・・

私は息子の説明を聞きながら、その乾いた甲斐の土地をながめる。



やがて、私の目的地、”諏訪”にたどり着く。

そう、今度は私の出番。”スピリチュアル”な神社めぐり。


諏訪大社 下社春宮

諏訪大社は、上社・下社からなる。
下社の秋宮の持つ気のパワーは強大らしい。

成長や育成、発展の運気が得られる、という。

上諏訪で特急あずさを降り、
タクシーで下社へ。

するとタクシーの運転手さんが

”今は、神様は春宮にいらっしゃるから
まず、春宮からおまいりするといいよ。”

と教えてくれる。

諏訪大社の上社には
大国主神(オオクニヌシノカミ)の御子神(次男らしい)である
建御名方神(タケミナカタノカミ)がいらっしゃる。

下社はそのお妃神 八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)がいらっしゃるそうである。

建御名方神は乱暴者で、出雲から諏訪に閉じ込められ
今でも、神無月でもこの神様だけは
出雲に帰ることが許されず、諏訪上社にいらっしゃるそう。

私が詣でたのは、下社。 お妃神のいらっしゃるほう。
乱暴な神様は、ちょっとご遠慮するのだ。


諏訪大社 下社秋宮 荘厳なお社


神社の境内で、大きく深呼吸。

いっぱい、いっぱい”気”をいただく。

いつも、神社めぐりでは
その特別に清められたかのような空気を
静かに味わう。


松本城


諏訪大社めぐりの後
もう一度、特急あずさに乗り、
最終目的地、松本に着く。

本当は息子は山本勘助の高遠城まで
行きたかったのだが、
時間が遅くなってしまったことと
天候が悪くなってきたことであきらめた。

”また、今度は自分でいけるようになったら、行くよ。”と息子。


松本城を見学。

”この窓から、銃をうったんだよ。”

”この長細い隙間から、弓矢をひいたんだよ、
 こんなふうに・・・。”

息子は武士になりきったように、
その小さな窓から昔の戦の風景に飛び込んでいく。


海外のショッピングやヴァカンスも、憧れだけれど

やはり、私達は日本人。

日本の歴史にゆかりのある土地を辿る旅も、
なかなかいいもの・・。

風林火山な、旅のお話。










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