春の林床

ムラサキケマンの花が一斉に咲き、華やかな林床。

しかし、華やかさとはうらはら、ケシ科の植物であるこの草には猛毒も含まれています。誤食すると、嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こすそうですから要注意！山菜摘みなどの際に混ぜないようにご注意ください。

ちなみに、ウスバシロチョウの幼虫の食草。先日ダースベーダーな花でも書きましたが、自ら毒を取り入れて外敵から身を守る戦法はわりと見かけるパターンです。



名前の由来は「ムラサキ」色の「華鬘（ケマン）」ソウの意味で、ケマンとは仏殿に飾る仏具「華鬘」のことらしいです。でも仏具の華鬘と、この花はそれほど似ていないとの記述もあり、なんだかなぁという感じ（笑）

触る分には毒はありませんが、摘み取ろうとして葉や茎を傷つけると、ちょっと嫌な匂いがしますので、お試しくださいお気をつけください！！

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