YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

小樽の雑木林と古民家宿

2015-04-23 07:17:50 | お出かけ情報


北海道、小樽でお世話になった宿の裏山。ミズナラ、クルミ、クリなどの木々。街外れ近い高台にある宿でしたが、森の中にあるというわけではありません。周囲にはたくさんの民家や小学校、家庭菜園的な畑がいくつかある、そんな場所でした。

かつてはこの高台全てが雑木林だったんだと思います。その名残が宿の裏に切り取られたように残っていました。裏山と呼ぶにはあまりに小さな山。しかし、かつての面影がしっかりと残っていました。



オオウバユリの新芽です。肉厚の葉がツヤツヤと輝いています。葉脈の赤がアクセントになって芸術的!!

びっしりと群落になっている場所も…



オオウバユリの実って縦長な楕円形で、中は縦に3つに仕切られています。そこに瓦煎餅みたいな薄さで、小さな三角おにぎり型をしている種が何枚も何枚も重なって、整然と入っているんです。

秋になると実が開き、風に揺られて種が舞い散る仕組み。だから、こうして辺り一面に新しい命が芽生えるんですね。



↑これが実の残骸。
秋になると宿の子どもたちはお母さんと一緒に、この実を揺らして種を飛ばして遊ぶんだって言っていました。自然と触れ合うことが、特別なことではなく日常なんです!

ミズナラの大きなどんぐりや栗やクルミもわざわざ拾いに出かけるのものではなく、家から一歩出た道路の向こうに落ちているもの!!

野鳥にもたくさん会えるんだそうです。この朝出会えたのは、アトリ、アカゲラ、コゲラ、シジュウカラ、カワラヒワ…。他にもカラ類全般、ベニヒワ、なども見られるとのこと。

それにエゾリスもすんでいて、冬に雪の上を走る姿がかわいいんだって(≧∇≦)



上の写真のクルミを食べたのは、ネズミの仲間のようですね。穴を開けて食べる習性があります。リスの場合は二つに割って食べます。

ほんとに、ほんとに、なんでうらやましい環境なんだぁーーー!少し前の日本は、こんな場所が多かったんだろうなぁ…。



ニリンソウは、早咲きのものが開きかけたところで、これからが花のシーズンのようでした。

さてさて後日談なんですが、昨日宿の奥さんにお礼の連絡を入れたところ、なんと、林床に群落を作っていたカタクリが、一夜にしてごっそりなくなっていたとのこと((((;゜Д゜)))))))

これです、これ↓


おそらく食用に採取されたんではないかとのことΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

そこもなんというか、ご当地使用…。北海道ならではの出来事と言えるのかもしれません。花好きの奥さんはがっかりされていましたが、まあ、これもある意味うらやましいお話。本当に自然が身近な場所なんだなぁと思いました。

ちなみに宿から車で10分ほど行くと。小樽の景勝地もあります。







遠くに積丹半島が見えます。今回は行かなかったのですが、近くには日本海を見下ろすテーブル岩なんてのもあるそうで、そこから見える海の青さが素晴らしいそうです。写真を見せてもらいましたが、ほんと、透明感のあるキラキラと青い海でした!!

チシマアマナ

オオカメノキ?

ナナカマド?

ヨブスマソウ

雪も残っていたけど虫たちも

小樽のイメージって運河と港と北一ガラスだったのですが、まさかこんな楽しみ方ができるとはっ!!!

実りの季節にゆっくり滞在して、クラフトでも楽しみたいなぁ…。また一つ素敵な隠れ家を見つけてしまいました。最近は、行きたいところが増えすぎて本当に困ってしまいます(^^;;

お世話になった宿はこちら↓
男女別相部屋/1泊3000円/朝食500円
舎(とまや)→HPはこちら







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