きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

甘く、殺伐とした恋人

2009年11月21日 | 韓国
甘く、殺伐とした恋人(原題:달콤, 살벌한 연인)  2006年  ☆ヽ(*^ω^*)ノ
監督:ソン・ジェゴン
出演:パク・ヨンウ、チェ・ガンヒ、チョ・ウンジ




これノーマークでしたけど観たらぶっ飛びますね(笑)
あまりの面白さに
超ブラックユーモアラブコメディ

それって笑ってていいんでしょうか、、、って途中思ったけど
だめ、面白いから許して
だって笑っちゃうんだもん



恋愛経験のない腰痛を持った大学講師役のパク・ヨンウさんもノーマークでしたけど
今までどこかで遭遇してたのかしら? 記憶にない、、(笑)
彼が最高でした

最初から最後まで笑いっぱなし

女性に触れたこともなかった30男が見せるキスのこの突進ぶりが
いやらしさがあるけどなくて(笑)可笑しくて可愛かったですね~☆



チェ・ガンヒも不思議なキャラがぴったりでした
ラストがちょっと尻すぼみな感がないこともないけど
この展開でどうまとめるのか!って聞かれたら
確かに方法はないかも(爆笑)



あまりに面白かったのでこれ以上はネタバレしません
ぜひノーマークでご覧下さい(笑)

 この予告編ってクムジャさんと甘い人生にあやかってません?いーのか?笑
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大学講師のファン・テウ(パク・ヨンウ)は30才の現在まで一度もまともな恋をしたことがない。今までは特に不便も感じてなかったがこの年齢になって寂しさを感じて焦っていた。そんなときテウは近所に引っ越してきた美女ミナ(チェ・ガンヒ)とデートすることになる。臆病なテウの態度に呆れるミナだったがテウの純粋さに魅かれ、ふたりはやがて恋におちる。しかしミナの奇妙な交友関係や彼女の偽名を知り、テウのミナへの不信感は深まる。


キッチン

2009年11月21日 | 韓国
キッチン(原題:키친)  2009年  ☆☆
監督:ホン・ジヨン
出演:シン・ミナ、キム・テウ、チュ・ジフン


いくらいい男でもさぁ~
見ず知らずの男女がいきなりそんなことしないでしょ~!!って思うけど、起きちゃったから仕方ない(笑)

絵に描いたような素敵な暮らしをしていた二人に
突然割り込んできたドゥレ

三角関係、不倫、情事
そんな言葉が全く浮かばないくらい爽やかなんですよね3人とも
悪意がなくて
現実離れしてるけど
その不思議さがちょっと気持ちよかったりして(笑)



なんでしょね、このシンミナちゃんの天真爛漫な可愛らしさは

いきずりに起きた出来事を
その日のうちに旦那に打ち明ける大胆さ(笑)
打ち明けられた夫はたまんないですよね
無防備なまでに夫に依存して生きてるのね

偶然とはいえ居候することになったドゥレも
悪びれることなくモレと出かけたりして楽しんじゃうんですよね
なに考えてるのかわからない宇宙人みたいな不思議な感じが
ジフン君にぴったりでした



サンインとモレの家がすごく素敵なんですよね
インテリアも素敵で、キッチンで作る料理がおいしそう
窓から見える景色も緑がいっぱいで山が見えて
モレの日傘を売るお店は江南あたりにありそうなオシャレな店で
こんなとこで暮らせるなら現実感なくなるかも(笑)

すべてが軽くて現実感がない
人間関係も説明はされるけど実感もないし
幼なじみの夫との関係も
バスの中でモレがドゥレに説明してたよね
小説じゃないんだから言葉で説明されるのはちょっと、、
映画なら映像で伝えてくれなきゃ納得できない

ラストは全てを夫に依存してたモレがちょっと大人になってたけど
ここまで現実感なしできたのなら
最後まであの素敵な家のなかで
オシャレなまま終わってもよかったかな

チャーミングでオシャレな映画でした
それだけでも映画って楽しめるのね

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モレ(シン・ミナ)は年上の幼なじみのサンイン(キム・テウ)と結婚して1年。趣味の絵をいかした日傘のお店を営みながら、兄のようなサンインと甘い新婚生活を楽しんでいる。ある日、モレは時間外に忍び込んだ現代アートの展示会で不思議な青年ドゥレ(チェ・ジフン)と出会う
隠れた窓際で距離が近づきすぎた二人。彼らを包む眩しい陽射しに理性は遮られ二人は関係を交わしてしまう。


大統領の理髪師

2009年11月21日 | 韓国
大統領の理髪師(原題:효자동 이발사)  2004年  ☆☆☆☆☆
監督:イム・チャンサン
出演:ソン・ガンホ、ムン・ソリ、イ・ジェウン




いい映画でした
もし私の好きな韓国映画ベスト10をあげるなら、入れたい映画かも



最初に強引にミンジャ(ソン・ムリ)を奥さんにするところから笑った
それって犯罪じゃないの?(笑)
でも笑えるんですよね
おおらかで、あー幸せってどこにもあるもんだよなぁって思う

60年代から70年代の韓国の背景を詳しく知らないから想像しつつ観る部分はあったけど
わからなくても十分に楽しめて笑った
大統領の前で四捨五入の話をしたけど、あれまずかったんだよね
変な顔してたもん
意味がわかったらもっと笑えるとこたくさんあったんだろうなぁ
ソン・ガンホのお父さん、最高です
でもどこにでもいる普通のお父さんなんですよね

スパイ狩りとか、虐待とか粛清とか
軍事政権下の重苦しい時代の話なんだけど
切り口が明るくて暢気なもんだから結構笑ってしまうんです

権力者がいて、庶民がいて
オレは国家を信じるといつも言っていた米屋のおじさんがスパイとして連行されるところが皮肉よね
10歳の息子がスパイだなんてのもありえなし
マルクス病っていう言われ方はあったみたいだけど
そもそも下痢して連行されるって
これは実際にあったわけじゃないですよね
もしかしてホントのこと?って思ってしまうとこがブラックユーモアだわ(笑)
声高に叫んでるわけじゃないけど辛辣に伝えてます

実名は使ってないですけど
時代背景としてはイ・スンマン(李承晩)→パク・チョンヒ(朴正煕)→チョン・ドゥファン(全斗煥)と続いていて
パク・チョンヒ大統領役だろうと思われるチョ・ヨンジンさんは雰囲気が似てましたね
次に出てきたチョン・ドゥファン大統領もヘアースタイルがそっくりでした



ナレーションは息子のナガン君の目線で語られてて
映画の雰囲気がふわっとして柔らかいのは
ひとえに息子ナガン君(イ・ジェウン)のキャラのおかげね
イ・ジェウンは「国家代表」でも独特のいいキャラを演じてました

でも笑っているうちにハタと気づきます
彼の苦しさ辛さに



国家のカタチがどうなっても、最後に守りあうのは家族なんですね
韓国の人たちの親族とか家族の繋がりがとても強いのは
こういう経験を繰り返してきたからじゃないかと思っちゃいました

ラストの自転車のシーンもよかったな~

共演者も素晴らしかったです
ムン・ソリさんはやっぱりいいですね
そして理髪店を手伝うチンギ役のリュ・スンス
ベトナム戦争に行って傷ついて帰ってきた姿がとても切なかった

大統領の理髪師の公式サイトに時代背景が載ってました 
 →→ 大統領の理髪師
四捨五入も(笑)
読んでから観ても面白いし、観てから読んでも面白いかも
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1960年代の韓国。軍事クーデターを経て新しい政権が誕生する。青瓦台に隣接するヒョサドン(孝子洞)で小さな理髪店を営むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は四月革命の日に息子ソン・ナガン(イ・ジェウン)が生まれ家族3人で暮らしていた。そして、ガンホは大統領の専属理髪師に指名され誠実に務めを果たしていた。ある日北朝鮮武装ゲリラ侵入事件が起きる。彼らが下痢をしていたため同じ症状の国民は「マルクス病」とされスパイ容疑で次々と逮捕されるが、運悪く息子のナガンも下痢になってしまう。

魚座

2009年11月21日 | 韓国
魚座(原題:물고기 자리)  2000年  
監督:キム・ヒョンテ
出演:イ・ミヨン、チェ・ウジェ、ユン・ジヘ




予備知識ゼロで、ただミヨンさんが好きでこの映画を観たんですけど
あらら、、そういう映画だったのか~
彼女がごく普通の女性を演じるってことはないわけね(笑)

序盤があまりにも淡々としてて何も起きなくて
それはそれでいいもんだと思いながら29歳の役の若いミヨンさんを楽しんでたんですけど



物語が動き出したら
えっ?えっ?って、、、

それって、純粋な愛じゃなくて
只のストーカーじゃないの?
だんだん狂気じみてきて怖いよ~



ミヨンさんはこの映画で第21回(2000年)の青龍賞女優主演賞を受賞してます

あそこまで思いつめて行動すると下手するとホラー映画みたくなっちゃいそうなんだけど
美しいミヨンさんがだんだんと壊れていく
静かな狂気の演技はさすがです



最後に、そうだったんだ、、って思わせる部分があったけど
でも、それにしても、やっぱり理解できなかった

最近はあまり見ないけど
7~8年くらい前の韓国のミュージックビデオってやたらと最後は悲惨じゃなかったですか
必ず誰かが死んで終わる、、みたいな
殺されちゃったり自殺したり
絶対に誰も幸せにならない
独特な世界観だなって思って、理解できなかったですけど
ちょっとそれを思い出しました

愛に対して自虐的だわ
その当時の流行だったんでしょうかね

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"Sad Movie"というビデオショップを経営しているエリョン(イ・ミヨン)は29才の孤独な女性。彼女の唯一の友はフランス映画と熱帯魚だった。そんな彼女の前に客としてドンソク(チェ・ウジェ)が現れる。エリョンと同じくフランス映画が好きな彼は無名のシンガーソングライター。彼に惹かれていったエリョンはスピーカを直してもらったお礼に時計を買ってプレゼントする。その日はエリョンの誕生日だった、それを知ったドンソクにエリョンは歌のプレゼントをお願いする。ドンソクには恋人がいた、それでもエリョンは愛を告白した。