きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

何者

2017年09月22日 | 日本



いやぁ、面白かったわー。

映画観終って、朝井リョウさんの原作読んで、も一回映画観た。






ツイッター(SNS)というツールが絡んで生まれる、今だからこその物語のように感じがちだし、
就活がテーマでもあるんだけど、

実は、
自分が何者であるかという葛藤とか、
仲間同士の関係性や、
自分の立ち位置で悩んだりとか、
 
もー、永遠のテーマじゃないですか!

誰でも絶対身に覚えがあって、
思い出して心が疼く感じ、あると思う。

誰も自分のことなんか見てくれない、
10点でも20点でも出せる自分を、自分自身で認めながら生きていくしかないんだよ
っていう瑞月の言葉は、
社会に出ていつの間にかわかっちゃったって言うか、
いつの間に理解したんだろなぁ、、

あぁ、大人になるってつまらないけど、楽だ(笑)

さらに、ツイッターという不思議なツールが絡んでくるから面白い。

思ってる以上に情報収集ができる便利なものだと私は思っていて、
世界に発信してるし世界中の人が閲覧できるものでもあるけど、
実は仲間内でやってる井戸端会議的な要素の方が強くて、
(たいていのツイートはそんなにたくさんの人に見られてない)
短い文章からその人の本質が見え隠れするし、
特に素性を明らかにしないで匿名性のあるアカウントは人間の裏側が露わになる恐ろしいツールなんだよね。
「ホラー」だとか「サスペンス」だとかっていうってレビューがあって謎だったんだけど、
その部分だったんだな。

配役もドンピシャでしたね。

コータロー役の菅田くんの、天真爛漫でみんなに好かれるいい子な感じと、
岡田将生くんのくせもの感と、
二階堂ふみの意識高い系のちょっと痛い女子感、
有村架純のおとなしいけどグサッとくる意見を言っちゃうとことか、
そして主人公の二宮拓人(佐藤健)

最後にわかったんだけど、彼は就職浪人だったんだね。
他人のダメなところに目がいく発言は、自信のなさ弱さ。
(それを批判できる人いる?)

ラストが原作と映画でちょっと違ったけど、
きっと彼も内定出るよって思った。
頑張れーたくと!



何者  2016年  ☆☆☆☆☆
監督:三浦大輔
出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之
原作:朝井リョウ「何者」(第148回直木三十五賞受賞作)

就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿