公開されてすぐネット上での評判がいいので行こうかな-とは思ってたんですけどね、
3週目で興行60億円突破、どこまでいくのか予測不能の大ヒットでビックリです。
で、本日やっと観に行ってきました。
地方のシネコンですけど、結構な盛況でした。(平日だしレディスデイでもないのに)
予告編以外の情報は阻止して、おかげさまでネタバレなしで観ることができました。
ラブストーリでSF、時空を超えて男女が入れ替わる。
簡単な話ではないから集中して観ちゃうから面白い。
絵が綺麗。
RADWIMPSの劇中歌がピッタリで疾走感がありました。
でも設定が納得しきれない部分もあって、そのせいで終わってからも考えて、
新たな発見が鑑賞後にあったりするから、案外そういうのもヒットに繋がってるのかもしれない。
以下、そんなに詳しくは書かないけどネタバレありです。
東京の瀧くんと、飛騨の三葉の入れ替わり、
実は3年の時間のロスがあるので三葉は瀧くんの3つ年上なんだね。
三葉が髪を切った日、東京に瀧くんに会いに行ったときまだ瀧くんは中学生で三葉の存在を知らない。
でも瀧くんが飛騨に三葉を捜しに来て紐を返した日は、三葉にとっては同じ日ってこと?(ややこしい)
三葉の家は代々村の巫女、口噛み酒を生み出し、鎮守の役割を果たしてきた。
1200年前に彗星が落ちた糸守にいつか又同じことが起きることを予測して守るべき存在だったんじゃないか。
おばあちゃんが私も若い頃夢を見たと言っていたし、お前のお母さんも同じ経験をしている。
みんな三葉と同じような経験をしてる?
でも、そうだったらなぜ三葉のお父さんは家を出て政治の世界に入ったの?
(そのあたりは小説「Another Side:Earthbound」で明かされてるらしいです)
彗星が落ちた糸守の様子は3.11の震災、最近の水害、地震を想像させる。
村の大火事ですべての資料が消失してしまっても、代々伝え続けるものがあることをおばあちゃんは語っていた。
そして、結果彗星事故が起きても村の人たちは助かった。
それは大きな災害から人々を救いたいという願いが表現されている。
授業で黄昏時を誰そ彼、方言で「カタワレ時」って言ってたけど、
片割れってひとつがふたつに分かれたもの。
瀧くんと三葉がひとつだったと言えるし、彗星がふたつに分かれたことを表してもいる。
時系列と空間の広がりがすごくある。
そして出会えるべき人と出会うということが、特別じゃなく、実は自分たちにも起きているんじゃないかという思い。
会っていた記憶が消えてしまった二人が、最後に言った「君の名は。」
それは探していた人に会えたという確信の言葉かもしれない。
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