きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

悲夢

2009年07月10日 | 韓国
悲夢(原題:비몽)  2008年  
監督:キム・ギドク
出演:オダギリジョー、イ・ナヨン


キム・ギドク監督 第15作

ジンは別れた恋人が忘れられなくて、夢で会い、夢でキスをしてセックスをする
夢遊病者のランはジンの夢に呼応して
もう二度と会いたくない男に会いに行き抱かれてしまう

すごい発想だわ
夢と現実が入り乱れて
ランにしたらこんなに耐えられないことはないよね
元彼に「お前がわからない、会いに来て抱かれて喜んでたじゃないか」って言われて
そりゃ屈辱だわ



オダジョーって独特な風貌で哲学的な雰囲気を醸し出す方ですが
話すとちょっと普通っぽくなる人だなって思ってたんですけどね
「ぼくにどうしろというんですか」
「夢だからしかたないじゃないですか」
って言い訳しながら、別れた彼女と会う夢(セックスしたなんてバレバレだし、笑)を見るわけですから
なんかちょっと、、、
「絶対の愛」に続いて、キムギドクの幻想的な感じを期待してみたんですけど、ちょっと出鼻くじかれました(^^ゞ
オダジョーだけ日本語で話すんですよね
それに関しては不思議なくらい違和感はなかったですけど
台詞は極力少なくしたらよかったのに
(日本語が軽く感じたのは私だけ?)

でも、後半はオダジョー迫真の演技でした
痛そう

食欲、性欲、物欲、
欲望はたくさんあるけど
睡眠の欲望に耐えることが一番辛いんじゃない?(っていうか寝ないのは無理でしょ)



それぞれの家(仕事場)のインテリアや小道具がとても美しくて
映画の重要な要素になっていて
篆刻師のジンと篆刻師のランがそこにいるだけで綺麗だわ~
イ・ナヨンさんは不思議な映画の雰囲気にすごく溶け込んで素敵でした

ジンの別れた恋人役のパク・チアさんがすごいインパクトで
ストーリーのなかでどういう役割なのかいまいちわからないけど
とりあえず存在感ありました



キムギドク作品が面白いかどうか
まだ判断つかず、、、ってとこでしょうか(偉そげですいません~)
他の作品も見てみたいです



深夜、ジン(オダギリ ジョー)は別れた恋人(パク・チア)を追って車を走らせ事故を起こす夢を見た。夢から覚めても鮮明すぎる夢にどこか落ち着かないジン。サイレンの音を追って車を走らせた彼は、夢に見た通りの事故が実際に起きたことをその目で確認する。監視カメラの画像から警察に身柄を拘束されたのはイ・ラン(イ・ナヨン)。夢遊病の彼女は、ジンの夢に呼応するかのように現実に行動を起こしていた。別れた恋人を求め夢を見るジン。彼の夢に呼応して、二度と会いたくない別れた男に会いに行ってしまうラン。ランはジンに眠らないで欲しいと言う。


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