きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

泣く子はいねぇが

2021年04月17日 | 日本
大人になりきれない、すべての大人たちへ




大人になりきれない、娘が生まれても父親になり切れないたすく。
ラストシーンが最高に秀逸だった。
見つめ合ってお互いの葛藤がビシバシ伝わってきた後、、泣いた。
たすくはこれで変われたんだろうか、、いや、現実はそんな簡単に変わったりしない(私は知ってる、笑)

たすくは情のある子だと思うし、悪い子じゃない。だけど流されるし、決断力がなくて、どーしようもない。決定的な失敗はしたけれど、逃げちゃだめだよ、歯を食いしばって家族を守らなくちゃ。
ことねの冒頭の「ちゃんとしようよ」「なーんも考えてないっしょ」は強烈なセリフでしたね。
たすくの頼りなさが、はいはいって想像できたもん。吉岡里帆ちゃんの苦労が顔にでてるスッピンが印象的だった。

そもそも仲野太賀くんが観たくてという作品だったけど、上手いよねぇ、仲野太賀=たすく、としか思えない。彼の演技に大満足でした。

お父さんが録画してたのを見て爆笑する場面が大好き。
あれはごまかすために運動会のラベルを貼ったのか、運動会のテープに上書きしたのか(笑)

でもさ、親になるってどういうことなんだろうって話。
そういう日常を繰り返して、いつのまにか子供が育って、結果親になるんじゃないかなぁ。
たすく頑張って生きれ!

今作で是枝裕和監督、西川美和監督の制作者集団「分福」の存在を知りました。期待したいです。

  
⇒⇒ Radiotalk 映画『泣く子はいねぇが』 




泣く子はいねぇが  2020年  ☆☆☆☆
監督:佐藤快磨
出演:仲野太賀、吉岡里帆、余貴美子、山中宗、寛一郎、柳葉敏郎

秋田・男鹿半島のさびれた港町、娘が生まれたのにいつまでも父親の自覚を持てないたすく(仲野太賀)に、妻ことね(吉岡里帆)は愛想をつかしていた。大みそかの夜、「悪い子はいないか」となまはげたちが練り歩く街の様子を生中継していた全国放送のニュース番組に、全裸のなまはげが全力疾走する姿が映る。そのなまはげの正体は、妻との約束を守れず泥酔したたすくだった。


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