自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

町民センターに仲間が加わりました!

2021年06月09日 14時31分20秒 | あべまり日記

晴れた日は外でランチをするのが当たり前になってきた今日この頃です.

教育委員会にいるときは体育館横のガーデンでお弁当を食べています.ハーブを見ながら,青い空を見ながらほのぼのご飯を食べるのもいいですよね.

どんなに忙しくてもご飯の時くらいは外でゆっくりと時間を過ごす,この気持ちはこれからも忘れないようにしたいです.

日影がないと暑い日は30分もゆっくりして居られません....これからもランチ場所を求めて街中を回っていきたいと思います!

 

さて,タイトルにもある通り,町民センターに仲間が加わりました!

その仲間とは「人」ではなく「生き物」なんです!

 

それがこちら.



 

町民センターにカブトムシの幼虫がやってきました!

作開地区の方から幼虫を頂き,教育委員会でお世話をしています.そして先月からパネルもつけて展示しています.

 



 

これによって子供たちの生き物を観察する機会が増えたらいいですね。

お,幼虫たちが姿を見せてくれていますね!

ちなみに私はうねうねした生き物が苦手なので,この子たちが動くのを見ると鳥肌が立ちます...(笑)最近はやっと見慣れてきました.

この時期には,カブトムシが幼虫から蛹になります.ここにいる幼虫たちで蛹になっているのはまだいないので,ちょっと遅いかな…??という感じですが,そろそろなのではないでしょうか.

幼虫たちは蛹になるための個室を作り,蛹になっていきます.ちなみにこの時期は蛹室を壊したり刺激したりすると,死んでしまったり奇形になったりする可能性があるため触ってはいけないそうです.

子ども達にじっくり観察してほしい気持ちと,そっとしておいてほしい気持ちとで揺れ動きますね(笑)

 

実家でもカブトムシを成虫から飼っていた記憶がありますが、どのような成長過程を踏んで成虫になるかは詳しく知りませんでした。なので今回のパネルを作ったことで私もカブトムシに詳しくなれました.私も勉強になります.

 

ご存じの方も少なくないかもしれないのですが,北海道には元々カブトムシは生息していませんでした.しかし,かつてペットや養殖のために北海道に持ち込まれ,それが野生化してしまい北海道にもカブトムシが増えてしまっているそうなのです.もしかしたらそのカブトムシ達がクワガタなどの在来種の暮らしを脅かしている可能性もあります.

実は私は、北海道ではカブトムシが外来種であるということを知りませんでした.ですが,これをきっかけにみんなで学べたらと思います.

ペットを飼ったら,「死ぬまで責任をもって育てる」という考え方を黒松内の子ども達に伝えられるような展示になればいいですね.

 

 

(まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理)