自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

【3日目】朱太川でサケきゃんぷ

2024年10月14日 15時19分51秒 | 子ども向け主催事業

朱太川でサケきゃんぷ、最終日の3日目が始まりました。

今日も今日とて朝から快晴!

3日目の朝ともなると、朝おきてからの支度もスムーズに。

 

朝仕事は、烏骨鶏のうーちゃんと同時にあたためていて、予定日を過ぎても産まれてこれなかった鶏の卵や
お亡くなりなってしまった水槽の魚のお墓づくり。

コケッツを気に掛けてくれるみんななので、
中で死んでしまった卵をあけるまえに、
暗い場所でライトをてらしながら中を確認する”検卵”けんらんも一緒に。

しっかりと形になっているものや、液体がまだ多くのこっているもの、
外からみたら一緒ですが、中を透かしてみると少し見れます。

  

外にでて穴をほり、木に日付を書いたり。

今後の孵化に活かすため、
生まれてくることができなかった卵も、
殻をわってどの段階まで育っていたかを確認。

今回は5つの卵のうち、5つとも雛の姿になるぐらいまでは育っていました。

  

お姉さんコケッツの代表者も一緒に

 

埋めて、合掌。

みんなのおかげで、卵たちとも無事にさようならできました。

中に入ってから、ウーちゃんの2階部分を工作。

朝ご飯はキッチンまりこの元気モリモリごはん。

  

朝食後、参加者の一人が町内のミニ駅伝に参加するために早めの解散。

丁度、サケ調査をする川の近くが会場なので、応援にいきたい!ということで、見に行くことにしていたのですが
応援の旗も急遽準備することに。

調査カウンターも手にし、近い方を練習。

   

準備ができたら、どこまでサケがのぼってきているのか調査を朱太川の上流のほうへ。

中の川、黒松内川、朱太川で

サケ、ホッチャレ、その他の生き物の数を調査。

 

途中、町内の小学生が参加するミニ駅伝も見学。
みんな大きな声で応援していました。
応援も届いたようです😊

無事に仲間の有志を見届けたので、
ひきつづき調査。

市街地を流れる寺ノ沢川には
たくさんのヤマメやウグイの群れが。

     

最後に、サケの孵化場を外から見学。

いけすにもサケが。

  

ここで、結果発表!
それぞれが分担して数えていた、
生きているサケ、ほっちゃれ、その他の川の生き物の数を発表。

サケ→40
ほっちゃれ→14
その他(ヤマメ・ウグイ)→339!!!

という結果に。

サケポーズ(?)でパシャリ。

去年よりはサケやホッチャレは多く発見することはできませんでしたが、

ヤマメやウグイの群れを多く見ることができました。

帰っていたら、ごはんまでにいそいで片付けて掃除!

うーちゃんにと拾ってきた落ち葉も。

 

お昼ごはんはキッチンまりこの元気モリモリごはん。

コケッツキャンプ、ヤマメキャンプ、牛キャンプ、ボランティアキャンプ…
などなどなどなど、
こんなキャンプをしてみたい!という話で盛り上がり、最後のごはんも食べ終えました。

      

最後に、お迎えの時間までうーちゃんを触れ合いタイム。

 

   

お迎えを待ち、現地で解散となりました。

 

 

今年で2年目のサケきゃんぷ。

昨年と同じ時期に開催していますが、サケの状況や川の状況は今年と去年では大違い。

来年はどんなサケや川に出会えるのか。そんな変化を楽しみにしています


たくさんうまれる卵のうち、産卵をしに川に戻ってくれるのはごくごくわずか。
そして次の世代となる卵を産み落とし、生涯を終え、死してホッチャレとなってからも川の生き物たちの栄養となる
サケ。
いつもおいしくいただいているサケ(サーモン・イクラ)ですが、
そんなことにも思いを馳せるきっかけになればいいなと思います。

参加してくれたみなさん、ありがとうございました!!

(ちなみに、今回の参加者は全員はしっこ同盟をむすぶ3町からの参加という共通点が!)