はせがわクリニック奮闘記

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癌には高濃度ビタミンC点滴も施行中です。

ハイレゾ入門

2013年12月06日 | パソコン






今年の夏に、スナック”KON’S”のオーディオシステムが変更になり、USBが挿入できるようになりました。
さらに、スピーカーも、一般人が知る由もないマニアックなレーベルの物に交換されました。
私はジャズ80曲くらいをUSBに入れて、店に提供していますが、その音質の良さには毎回打ちのめされてしまいます。
自分が何度も聴いた曲なのに、まるで聴いたこともない曲のように聴こえるのです。
ですから、そのマニアックなスピーカーに、沸々と物欲をたぎらせておりました。

ところが、最近では2013年が、”PCオーディオ元年”と言われ始めたということを耳にしました。
以前から音響メーカーが細々とした需要に対して、細々とした供給を続けてきた分野なのです。
それでもSACD(Super Audio CD)がリリースされるなど、少しだけ注目を浴び始めた分野なのです。

そして9月には、このマイナーな分野に、なんと、天下のソニーが参戦してきたのです。
普通のCDは44.1kHz/16bitのコンテンツですが、もともとのマスター版は48kHz/24bitや96kHz/24bitなのです。
このような、コンテンツのボリュームを増やした音源を、”ハイレゾ音源”と呼びます。High Resolution の略です。
せっかくのハイレゾ音源を普通の高級コンポで再生しても、”猫に小判”なのです。
パソコンからのデジタル信号をアナログ信号に変換するUSB-DAC(Digital Analog Converter)が必需品なのです。
こいつを使用することにより、CDの3倍から7倍の情報量を引き出せるのです。
ソニーはウォークマンシリーズやDAC内蔵のヘッドフォンをはじめとして、8カテゴリー18機種を一挙に発売しました。
さらに、”mora"というウェブサイトを立ち上げて、そこでハイレゾ音源の曲を販売し始めたのです。
この小さな市場の将来性に賭けたということでしょう。

私も、まずは、”KORG”というメーカーのUSBDACをネットで注文しました。送料込で39000円でした。
今日届いたので早速組み立ててみたのですが、なかなかうまくいきません。
USBDACのドライバーをウェブからダウンロードするのですが、それだけではダメなのです。
まず、ZIP形式のファイルを解凍する必要があります。
そして、たくさんのファイルの中身から、setup.exeというのを見つけ出して、そいつを開くことで、ようやくインストールが始まるのです。

3時間もの苦闘の末に、ようやく音が出ましたが、かなりの達成感を味わうことができました。
T君ならば10分で立ち上げるだろうと思いますが、この達成感でチャラ?でしょう。

スピーカーは以前に販促品として某薬品メーカーからいただいたPC専用の物です。
普通のコンポのスピーカーをパソコンに流用することは禁忌なのです。
価格に関わらず、ちゃんとPC用のスピーカーを利用せねば期待する音質は得られないのです。

今、PCから流れるJAZZを聴きながらブログを書いています。
音質ですが、これまでとはまるで別物です。ポータブル蓄音機がHi-Fiステレオに駆逐された時代を思い出してしまいました。
テレビに例えるならば、解像度が上がったと表現するのでしょうが、多くの楽器の音がそれぞれクリアーに聴こえるのです。
音源は普通のmp3であるにも関わらず、音質が向上するのです。
これでハイレゾ音源をゲットして鳴らしたならば、どんな音質を味わうことになるのでしょうか?ワクワクします。

あとは、スピーカーをじっくりと吟味して購入すれば、私のハイレゾ入門は一応成功に終わるはずです。

これまでの私は、それほど音質に神経質になることはありませんでした。
しかし、今回の経験で、少し目覚めてきたのかもしれません。
”私のハイレゾ入門は一応成功で始まった。”と言うべきかも知れません。
まさに60の手習いですよね。