昨夜は日航ホテルで開催された糖尿病の勉強会に出席しました。
テーマは近日中に新発売となる新薬、SGLT2阻害薬についてです。
腎臓でのブドウ糖の再吸収を阻害して、ブドウ糖を尿糖としてタレ流しにする薬です。
欧米では4年前から使われているそうで、減量効果も確認されているようです。
そこまでして炭水化物を食べるのかとも思うのですが、
糖尿病の専門医は、皆さん、"3食バランス教"の信者ですので、ゆめゆめ疑いは持たれません。
私が疑問に思ったのは、食事指導を変更する必要性が出てくるのではないのかということです。
3食バランス教では、患者さんにカロリー制限を課すことが必定です。
そこで、1800キロカロリー以下に制限されている患者さんが、この薬の服用を始めたとすれば、
バランス良く摂取された1000キロカロリー(1800キロカロリーの60%)のブドウ糖のうちの何割かが、
吸収されずに尿糖として捨てられるわけですから、一日の純粋な摂取カロリーはかなり低下するはずです。
低カロリー症を避けるための指導が必要になるのではないでしょうか。
私の妄想によれば以下のような指導になるのかも知れません。
"この新薬を飲み始めたならば、1枚しか食べなかった食パンは2枚に増やすように。
ご飯はできるだけオカワリをするように。毎日、甘い物を食べるように。"
テーマは近日中に新発売となる新薬、SGLT2阻害薬についてです。
腎臓でのブドウ糖の再吸収を阻害して、ブドウ糖を尿糖としてタレ流しにする薬です。
欧米では4年前から使われているそうで、減量効果も確認されているようです。
そこまでして炭水化物を食べるのかとも思うのですが、
糖尿病の専門医は、皆さん、"3食バランス教"の信者ですので、ゆめゆめ疑いは持たれません。
私が疑問に思ったのは、食事指導を変更する必要性が出てくるのではないのかということです。
3食バランス教では、患者さんにカロリー制限を課すことが必定です。
そこで、1800キロカロリー以下に制限されている患者さんが、この薬の服用を始めたとすれば、
バランス良く摂取された1000キロカロリー(1800キロカロリーの60%)のブドウ糖のうちの何割かが、
吸収されずに尿糖として捨てられるわけですから、一日の純粋な摂取カロリーはかなり低下するはずです。
低カロリー症を避けるための指導が必要になるのではないでしょうか。
私の妄想によれば以下のような指導になるのかも知れません。
"この新薬を飲み始めたならば、1枚しか食べなかった食パンは2枚に増やすように。
ご飯はできるだけオカワリをするように。毎日、甘い物を食べるように。"