暑いのん、かないまへん

「お～い、源ちゃん、おはようさん」
呼びかけても、
小屋の下にもぐりこんだまま出てくる気配はない。
朝ごはんも残したので、
心配する私だが、
ムシムシする暑さが原因なのは、
これまでの経験から察せられる。
私も暑いのは苦手、
源ちゃんがそうあっても何ら不思議はない。
暫く小屋の傍にあるベンチに座っていると、「ゴソッ」
見ると源ちゃんが小屋下から鼻先と手だけ覗かせている。
まるでオオサンショウオだなと顔が綻ぶ。
手を差し出すと「ペロペロ」
でも出てくる気配はない。
（ゆっくり休んでたらええよ）
かくいう私も暑さを前にげんなり。
怠け心はここぞとばかり働き、
ここ数日ナマケモノ状態。（笑）

部屋にこもるとパソコンに向き合った。
といってもすぐに何かをする気にもならない。
きのう深夜４時ころまでは、珍しく公募活動。
締め切り直前の川柳と俳句を作って、
ウェブ送信したのが５件ほど、
しかしいまはうつろな目を、
モニター画面に投じるだけというお粗末さ。
机上にあったコピーを手に取った。
図書館でプリントした新聞掲載の公募エッセーだ。
怠け心に対抗する一番のグッズである。
講評を読み終えて、
さあ、いっちょうやりますか！
……しかし、暑いしなあ……こりゃダメだ～！（笑）