しめくくり

いよいよ大晦日！
正月の料理も完成、
あとは
身の回りのお掃除だけ。

振りかえってみれば、
いい1年でした。
なんといっても、
みなさんとの出会いが、
老いの孤独感を
慰めてくれました。

本当に
ありがとうございました。
新しい年も、
またよろしく
してやってくださいませ。

それでは、皆さま、
いいお年を！

感謝

　仕事に追いまくられて
結婚相手を
見つける暇もない息子たち。
娘も
なかなか結婚にたどり着かず、
かわいい孫を抱く
幸せなおじいちゃんになる夢は
叶いそうになかった。
　それがいきなり
娘は結婚、
そして初孫の誕生。
半分諦めていた夢が
実現の年だった。
生真面目だけが取り柄で
生きている私に、
神様からの
プレゼントなのだと思った。
　考えてみれば
私の結婚も
（もう結婚は無理や。
ひとりで生きよう！）
と心に決めたときに、
妻に逆プロポーズされた。
そして結婚は
見事に実現した。
あれも
神様の贈り物だったに違いない。
本当に奇跡というしかない。
　この一年、
里帰りの娘に連れられた
初孫の行動に振り回され。
その可愛さに
もうメロメロと、
幸福すぎる一年だった。
そんなおじいちゃんを
暖かく見守ってくれた、
わが家族に、
そして神様に
感謝したい。
有難う！

まち自慢

健康づくりでポイントが当たる！
「健幸都市」を目指して
歩くまちづくりという
ユニークな事業を進める
わが町加西市がすごい。
　歩く健康づくり中心だが、
他にもポイントが得られる
市のイベントがいっぱい。
健診（がん検診含む）、
健康講座、
ボランティア活動、
市内スポーツクラブ入会など、
参加すればポイントがつく。
面白そうなので参加した。
期間終了後、
再測定の体組成の数字が
いい結果を生んでいれば
「結果にコミントポイント」が
加算される徹底ぶり。
実施二年目になるが、
医療費や寝たきり対策に
かなり反映がみられたらしい。
　この間の健診で
メタボ予備軍脱出と
血圧などの好転を知らされたわたし。
健康への効果に
半信半疑ながら、
ポイントにつられて参加という
軽薄な意識を変えられた。
　きょうも一万歩歩いた。
もう習慣になってしまった健康づくり。
住めば自然と歩いてしまう、
そんなまちの実現が
完成する日も近い。

迫る

またまた深夜の一時ごろ。
思い立って、
しめ縄を作ることにしました。
少し前に、
公民館で講習があったので、
しめ縄づくろのイロハを
習得しました。
昨年までは、
自我流で作って飾っていましたが、
今回は本物を
作りたくなったのです。
メガネは簡単にマスターして、
5本ばかり作れたのですが、
今夜は、
ちょっと大物の、
ごぼうしめ飾りに挑戦です。
藁で芯を作って、
束を三つに分けたのを、
まず二本で結って
締めていきます。
そして、
残るひとつと合わせて
結っていきます。

なんとかサマになったものを
仕上げましたが、
もう藁くずまみれ。
着衣にくっついた
藁くずの処理に、
手こずり、
終わったのは３時前。（ハァ～）

それでも、
これで正月を祝う用意は、
ほぼ整いました。
大みそかの年越しそばと、
正月に向けた料理を作るだけ。
メインのおせちは、
名古屋の居酒屋店長を務める息子の、
ノルマを助けるために、
３万円のおせちを予約しています。
そこで作るのは、
煮しめとぶりの照り焼き、
だし巻き卵……と小物を何点かだけ。
２９日はできないので、
３０、３１……？
しかし紅白をちょっと、
他のテレビもちょっとばかり、
見る気満々なので、
限られた時間で、
調理に全力集中しなくては。

やっぱり、
公募や投稿を、
締め切りぎりぎりまで
書き上げられないのと一緒で、
一夜漬け性格は、
自分でもあきれるばかりです。
とはいえ、
正月に間に合えばいいと、
気楽なもんですよ。（笑）

さてと

寒いです。
いま深夜。

明日から
末娘はゼミが休みで、
家にいる予定。
それはつまり、
一日二食の献立に、
頭を悩まさなければ
ならないということ。
あと１年で、
彼女の大学生活は終わり。
もしかしたら、
私の出番はなくなるかも知れない。
全力を尽くして、
娘を満足させるメニューを、
考えてやるのも
カウントダウンに入るのだ。

高齢者の仲間入りをしている
自分の嗜好を
無視して、
若い女性の好むレシピをと、
レシピサイトと
睨めっこを始めた。
いまのところ
ピザ、パスタ、ソース料理が頭にある。
他に何をピックアップするか？

幸せな悩みに暮れる
深夜のひとときである。

負けん気

市の健康課の講座を受講して、
健康寿命男性の平均が
７２歳と知りました。
この１２月で６９歳。
なんと健康でいられるのは、
３年が上限ではありませんか。
ちょっとアセアセ感が募ります。
認知、寝たきり……
考えると暗い気持ちになります。

まあクヨクヨ考えても、
来るものは拒めないのが、
人間の定めです。
それまでは何かをやり続ける情熱を、
絶やさない努力をしなければ。
とはいえ元来怠けもの人間。
B型、いて座、団塊……と、
好条件とは言えないものが加算されると、
先行き希望は見出せそうにないですね。（笑）
だからっといって、
諦めないのが、
わたしという存在。

来春にイベントを企画して、
プレゼンに市の窓口へ乗り込みました。
結果オーライで、
市の担当者が
動いてくれることになりました。
６０代最後の第１歩です。
枯れる寸前の情熱を
惜しみなくぶつけたいものです。

さあ、やってこい、
新しい年へチャレンジです。

名人凡人

　十二月三十日。
朝から
実家で恒例の餅つきが始まる。
餅を搗くのは男。
洗米と蒸すのは女。
丸めるのは私の父と
役割が決まっていた。
「ええか。
餅を丸めるのは
コツがいるんじゃ」
　口だけではない。
父の手捌きは
家族が真似のできない器用さで、
あっという間に丸まる。
しかも出来上がりはプロ級。
他の家族ではいびつな形が殆ど、
餅肌にもならない。
　主役だった父は
五年前に丸め役を引退した。
九十を迎えた父に、
搗き上がった餅の塊を
小分けする力はなくなった。
餅をちぎるのは、
かなり握力がいるのだ。
「餅をちぎれんようになったら
お役御免じゃ」
　いつも口癖にしていた通りの
結末を迎えた。　　
　あれ以来、
餅の丸め役は
家族が交代でやっている。
懸命に取り組むが、
実に難しい。
大きかったり小さかったりで
形もいびつ。
それはそれで
楽しくはあるのだが。
餅つきは今も、
巣立った家族が
年に一度、
絆を確認する
大切で楽しい行事なのである。
　

年の瀬

年の瀬。
朝から所要が続いて
走り回っていました。
やっとひと段落ついて、
帰宅すると、
タイミングよく、
速達便が。
（この忙しいのに……！）
疲れもあって、
ちょっと苛立ちながら開封。
（？）
最終候補に残ったので、
プロフィール確認の
問い合わせです。
喜ぶべきところですが、
今年は数回候補に残って、
結果はナッシング続き。
単純に喜べなくなっています。
今回最終候補に残ったとかの、
公募の大賞賞品は、
３０万円ギフト券の大判振る舞い。
その時点で、
わたしには縁のない話になります。
自慢じゃないけど、
金運ゼロの人生を、
送ってきているんですから。ねえ。（笑）
そのうえで、
今年の締めくくりと考えれば、
まあ朗報なんだよなと、
素直に喜べばいいんでしょうが。（笑）
年を取ると、
素直になれなくなるんでしょうね。

年賀状

またまた10の
自動更新再起動の告知。
こりゃ大変だ。
またゼロからやり直しなんて
考えるだけで
ゲソッとしてしまう。

慌てて
年賀状つくりに手を付けた。
スキャン機能がいまだに、
互換性うんたららなんたらで、
写真や絵のアップを諦めているのですぞ。
年賀状だけは、
なんとかやってのけなくては、
また再起動をやられたら万事休すだ。

なんとかかんとか作り上げた年賀状、
プリントまでこぎつけたが、
出来上がりは「？」ああ～！
デジタル革新についていけない
自分を呪うか、
王様１０を呪うか
まさに
ハムレットの境地に陥ってしまった。（笑）

いま

末娘が学生最後の
年を迎えた。
昨年からの就活に加えて、
新たな夢をかけ
国家資格を手にすべく
挑戦を始めた。
　今更
何をやっているんだとは
非難できない。
親の私も
迷いに迷いながらも
挑戦を諦めない
人生を送った。
それは波乱万丈で
実に面白い人生だった。
そして
いまの幸せを得られた。
自分が正しいと信じたことは、
悔いのないように
ぶつかればいい。
末娘にもそうあってほしいと
願ってやまない。
老体に
最後のムチをくれて、
娘の挑戦を
支えてやろうと思う。
　四人の子宝に恵まれ、
子育ても
累計三十年以上になる。
巣立った三人の子育てが
成功だったかどうかは
わからないが、
まともに生きる努力を
重ねる大人に
育ってくれている。
　そしていま
子育ての総仕上げを
末娘が担ってくれる。
親を立派に
卒業するための、
記念すべき年に
高揚感は高まる一方だ。
　子供と孫に囲まれた
平穏な一日の実現を
夢見ながら。
さあ最後の踏ん張りを
見せてやる。