こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

いい思い出(探す)

2016年08月31日 00時24分03秒 | 家族
「小さくて毛が長く、かわいい犬や。見た?」
 もう必死。
愛犬トトはどこに行ったのか?
 我が家で飼っている小型の老犬だ。
目はショボつき見えていない。
動きものろい。
 油断だった。
トトを散歩させるため、戸締り中だった。
まさか勝手に動くとは……!  
足元を見てビックリ。
トトがいない。
見回すと、
百メートルほど向こうをトットコ、トットコ歩いている。
リードも引きずっている。
 慌てて追っかけたら、家の中で電話が鳴りだした。
(トトは年寄りやから)と電話を優先。
それが間違い。
トトの姿は忽然と消えた。
 大事な家族のトトを求め村中を探し回った。
「その犬やったら、保健所に届けたよ」
 区長に教えられ、すっ飛んでいった。
トトは無事だった。
ケージの外から呼びかけたが無反応。
何かを探している様子だった。
「飼い主さんを探してるんやね」。
 職員が優しく言った。
 お前も探してたのか。
幸せな気分だった。
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寒中ウォーク

2016年02月16日 01時17分28秒 | 家族
15日。

藤原和博さんの講演を聴きに、

神戸まで足を運んだ。

会場はハーバーランドにある、

産業振興センター内のホール。

「本を読む人だけが、

手にするもの」刊行記念講演。

神戸新聞ブッククラブ(KBC)主催。

応募で参加券をゲットしたのだ。



昨日の春到来がウソみたいに、

寒い冬の再来にブルブル。

久々のハーバーランドも、

厳寒修行さながら。

モザイクもウミエも、

駆け足ウィンドショッピング。

海を控えているだけに、

特別冷たく感じる。

ひょいと目に入ったのは、

会場に設えられた、

アイススケートリンク!

10数人の若者が滑りを楽しんでいる。

眺めているだけで、

もうアカン!

寒い!



講演会は、

夕方6時半からだ。

まだ4時間ある。

時間を

なんとか潰さないと……!

お昼は、朝握っておいた

おむすびを2個食べた。

佃煮コンブと梅干。

自分で作ったコメをたいた

これが格別にうまい。

もう外食のごはんは食べられない。



さあ

腹ごしらえは万全だ。

時間いっぱい使って、

寒中ハーバーランドウォーキングと

しゃれこんでみましょう。



頭の活性化に

刺激ある講演の話は、

明日に回しましょう。

ちょっと

疲れ気味なので、

今日は、

もう

「おやすみなさい!」

(また風邪ひいちゃったかな……?」


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合格祝い

2015年06月18日 20時20分41秒 | 家族
 ひとつ違いの兄は高校農業科に合格すると、親は早速腕時計を買った。「どないや。ピカピカやで」と見せびらかす兄に、内心羨ましくて堪らなかったが、「そんなもん要らんわ」と無視を決め込んだ。兄との差が生まれたのを感じた。「お?もうこんな時間や」と腕を顔の前に上げ時間を確かめる兄の姿が眩しかった。
 机に無造作に置かれた兄の腕時計を見つけた。手に取って右腕左腕とシルバー色のバンドをつけたり外したりした。手首に巻かれた腕時計の重さはしびれるような感覚だった。
高校に合格すると、夢に見た腕時計を手にできた。いつも兄が見せびらかしたのと同じもの。コチコチと時を刻む文字盤に感激した。新品の腕時計を左腕につけると、それだけで、大人に一歩近づいたと晴れがましかった。
「大事にせいや。遅刻はもう出来んからな」
 ふだん寡黙な父がボソッと言った。父にしては珍しい冗談を口にした。それだけ、息子の高校合格が嬉しかったのだろう。
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わが家のプロセス・その1(1998・10・15・讀賣ファミリーニュース掲載)

2015年06月13日 18時51分40秒 | 家族
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好みのタイプは?もちろん!

2015年03月12日 19時19分58秒 | 家族
すこし太めのポチャってタイプ。一緒にいると落ち着けるし、その魅力にうっとりしてしまう。人生六十数年、ほんの5度しか恋愛経験はないが、ぽっちゃり彼女は4人。残る一人はスラーっとしたモデルタイプ。この彼女冷たかったなあ!ポッチャリ彼女は、最初が7歳年上、二人目は3歳年下、3人目は10歳年下。そして大本命の4人目は、なんと13歳年下。実は吾輩の人生のパートナーである。子供4人授かり30年以上の結婚生活。やっぱり、ポッチャリタイプが最高の女神なのだ!
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あらたな始まり

2015年02月17日 11時35分28秒 | 家族
 長女が嫁いで二日目。がらーんとした家でぼんやりと時間が過ぎていきます。ふいに思いついて台所を片付け始めました。よりシンプルに、と思い立ったのです。大食いの子どもたちはそれぞれ家を出て、誇るはお年頃の末娘だけ。彼女はスタイルが気になるのか、いたって小食。夫婦二人もいい歳になって大食いが出来なくなりました。そこで台所は整理のターゲットに。ポイポイいらぬもの、賞味期限切れも、ドンドン捨てます。なんかすかーっとしていい気分ですね。さて、シンプルなレイアウトを考えてみましょう。時間はたっぷりありますもんね。さてさて? 
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しあわせの報告

2015年02月16日 13時03分01秒 | 家族
進路先の大学も決まった末娘は、いっぺんに成長したかのように見える。自分で見つけてきたアルバイト先の研修に大張り切りで通いだした。スター〇〇のコーヒ店が地元のイオンに進出してくる。その新設店のオープンスタッフである。これ内緒の話だが、彼女、コーヒーが全く飲めなかった。紅茶だけという徹底ぶりだったのが、最近はコーヒーを飲んで味を覚えさせられているらしい。「苦いしかわからない」って言っていたのがだんだん通ぶって来たのには驚いた。もしかしたら、案外コーヒー店で働くのがあっているのかもしれない。実は私たち夫婦は昔喫茶店を経営していたのだ。やはり蛙の子は蛙なのかもしれないと内心頬笑んでいる。この間まで「お年玉」で一喜一憂していた娘が、華麗な変身ぶりを見せる日が近づいているのかもしれない。それを見守る親冥利を満喫するこの頃である。しあわせの報告させていただきました。。
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