家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。
小島剛夕の漫画は、
新国劇や前進座の芝居を
連想させる。
実に本格的な描写である。
テーマは剣の道と
人情を絡めて
ねちっこく追及している。
短編に凝縮されたものを
一心不乱に読まされてしまう。
読後感は最高だ。
わがふるさとには、
播磨風土記に記載された
歴史を彩る
伝説の美女『根日女』がいる。
のちに大和朝廷の大王になった
兄弟皇子ふたりから
愛されたゆえに、
薄幸の道を選び
命の灯を消した
悲劇の王女でもある。
町でアマチュア劇団の活動に
励んでいたので、
故郷から
『根日女伝説』の
舞台づくりを依頼された。
市民の力を結集する
一大イベントだった。
ふるさとのために
全力で取り組んだ。
資料を集め、
市民に話を訊きまわった。
依頼が来るまで、
ふるさとの美女伝説は
全く知らずにいた。
ゼロからの出発で、
知れば知るほど
根日女という
美女像に魅了された。
脚本のテーマは
「あなたに
愛する人はいますか?」で、
古代の激しく美しい
ロマンスを劇的に書き上げた。
そして舞台公演は大盛況。
「故郷の一大歴史絵巻、
もう感激です。
ありがとう、
根日女を
現代に蘇らせてくれました」
年配の観客にかけられた言葉が、
ふるさとに根付く
歴史ロマンの魅力を証明していた。
<この間から始まった
TVドラマがいい。
『この声をきみに』という
朗読の世界を描くドラマ。
離婚危機に狼狽える大学の准教授が
全く理解不能だった朗読の世界に、
めざめていく、
私好みのドラマです。
朗読教室の指導者に、
柴田恭兵の姿がありました。
いつみても、
スマートで人情味溢れたかっこよさ。
ドラマをちゃんとしめてくれています。
2回目で扱われた本は絵本。
『友だちはカエルくん』でした。
昔読んだ絵本で懐かしさもあってか、
ジワーッときました。
年を取ってから、
やけに涙もろくなった感じです。
まあ、
昔からよく泣いていましたが。(笑)
落語や漫才でさえ、
ほろっとして、
家族にあきれられたほどです。
このドラマの次が、
楽しみです。
ホームベーカリも
ずいぶん慣れた感じ。
そこで、
パン以外にもチャレンジ。
まずはバターケーキ、
この出来上がりはグーです。
次にピザのネタ作り、
仕上がったネタを麺棒で伸ばして、
いろいろのせてチーズをタップリ。
玉ねぎもピーマンも自家栽培したもの。
これはかなりいけました。
「うそっ!これ父さんが作ったの?
ヤバー!」
たぶんほめ言葉なのでしょう。(ウハウハ)
さて、
お次は何にチャレンジしようかな?
定年退職の日、
再スタートさせた。
仕事と家族のため
諦めていたものを。
四人の子供たちは
それぞれ巣立った。
妻は
「あなたがやりたかったこと、
もう一度やるのよ」という。
こうして
余生をかけたチャレンジは
始まった。
若いころ出会った
アマチュア劇団の舞台。
人見知りが激しく
友達のない
孤独な日々を送っていた
私の心を鷲掴みした。
当時働いていた町で活動する
アマチュア劇団の公演だった。
参加し
仕事と両立の充実した日々を手に、
いつしか
自らグループを率いる立場になった。
「仕事と活動の両立」をテーマに
募ったメンバーと
舞台づくりに取り組んだ。
若いメンバーを育て、
地域の文化つくりに邁進した。
若いメンバーの相談相手も務めた。
就職に苦闘する
高校生メンバーのために
めぼしい会社を
かけずり回ったのもしょっちゅう。
人の役に立つ充実しきった日々だった。
「生涯夫婦で
劇団をやり続けていこう!」
結婚した時に
交わした夫婦の約束である。
第一子が難病で
入院生活が
続いたのを手始めに、
子供四人を抱えた生活が
圧しかかり、
約束は
反故にせざるを得なくなった。
収入がいい
深夜の仕事に専念した。
仕事しかない虚しさを、
家族への愛に替えて踏ん張った。
実に三十年近く、
父親と夫を立派にこなした。
時代は変わり
地方のアマ劇団に
厳しい状況だった。
(くそったれ!)
高齢者だということに
甘んじるのは嫌だった。
仲間がいなくてもできる
一人芝居を思いついた。
播磨風土記に描かれた
故郷の象徴である
伝説の美女を
語りあげる脚本を書いた。
発声練習も始めた。
「また芝居やると聞いたんで
応援にきました」
昔のメンバーの一人が
仲間を連れて顔を覗かせた。
私が蒔いた種は
ちゃんと根付いていた。
嬉しくて堪らない。
やり続けられなかった事をやり直す。
仲間の輝く表情に、
私の青春は
蘇りの時を迎えた。
まさか
想像だにしなかった。
子供たちの独立が、
こんなに寂しいなんて!
四人の子供、
男と女二人ずつ。
それは賑やかで
楽しかった。
ご飯は
一升たいても足りない。
調理師のお父さんは
料理がお手の物。
子供らの「うまい!」って
満面の笑顔に
至福のひと時を得た。
レシピを考え
食材を求め、
そして
お料理タイム。
仕事以上に
腕を振るった。
「見直したよ、
お父さん」
「やるじゃん」
「今度はカレー」
「肉じゃが食べたい!」
好き放題いわれても、
それは幸せだった。
「お父さんは
忙しいんだ!」
と癇癪をおこし。
うるさい、
邪魔だ、
迷惑かけるな、
うちの子じゃない!
と時々口にしたのは、
本音じゃない。
父親だって
子供に甘えてみたくなるんだ。
もう戻らない
あの日あの時間。
もっと
一緒にいられたらなあと
切実に思い
後悔が募る。
この正月
みんな帰ってこい!
最高に
うまいもの作ってやる。
隠し味は
お父さんの愛だからな!
剣豪漫画といえば
平田弘史ですね。
その豪放さ、
その磊落ぶり、
そして漂う哀愁。
まさに
男は黙っての絵が、
威圧たっぷりに
迫ってくる。
いいなあ~~!
きのうは
村の草刈りに参加
朝8時から11時半まで
みっちりと草刈機を肩に奮闘です。
10月にある
秋祭りにむけての
環境整備でもあります。
まあいい天気です。
すこし汗ばむくらいで、
草刈り日和でした。
しかし、
体力低下を味わう
一日でもありました。
ああ、しんど~~!
昨夜はいつの間にか寝てしまっていました。
すべての予定がおじゃんです。
ああ~~しんど~~!(笑)
小島剛夕作品の
表紙絵を一幅の絵として、
魅入られてしまいました。
荒々しさと美しいものの混在が、
その絵を引き立たせています。
柳生十兵衛という、
おなじみの英傑が、
今にも飛びさしてきそうです。
六十代、
れっきとした高齢者。
メタボ予備軍で、
減食の保健指導を受けた。
普段は守れるが、
家族と外食になると
台無しになる。
というのも、
お年頃の娘は小食なのに、
好きなものは
どんどん注文する。
箸をつけても途中で
「ごちそうさま」と残す。
すると
妻は残った料理を
私の前に移動。
「食べられる分だけ
注文すればいいのに。
勿体ないから
食べちゃって」
そう、
家族が残した料理を
平らげるのが
昔から私の役目。
若いころは
いくら食っても
平気だったが、
今はメタボ予備軍。
しかも
娘が注文する料理は、
殆ど
高カロリーメニュー!
昔人間だからか、
食い意地が張っているだけか、
きれいに残り物を
食べてしまう。
「ご飯の量減らして貰ってるのに、
お腹周りと体重が、
どうして減らないんでしょう?」
保健師の疑問に
答えられないのが辛い。