「子供音楽劇の運営に
立候補しちゃった」
娘の報告に、
(え?嘘だ)と驚いた。
大学二年目の娘、
想定外の変わりようだ。
親に似て物静かな性格。
悪く言えば
内向的で口下手な世渡り下手。
いつもその他大勢を決め込む様子を
心配して見守っていた。
高校進学を神戸に求めて
よかったのかもしれない。
小さいころからやっているバイオリンを学ぶ
音楽専科を希望したのは娘自身。
片田舎から都会まで
二時間あまりの電車通学を、
なんと
三年間一度も休まずやり遂げた。
あれが変化の第一歩だったのかも知れない。
やはり
どこにいても目立たない女の子だったが、
内面に強いものを育てていたのだ。
大学も神戸。
朝五時起きで頑張っている。
「これチラシだよ。観に来る?」
控えめに申し出る娘は、
やはり私に似たままだ。無理強いは決してしない……
(もちろん!頑張る君の姿を見にいくぞ!)
黙って頷く。
いや、私も変わらなきゃ!
立候補しちゃった」
娘の報告に、
(え?嘘だ)と驚いた。
大学二年目の娘、
想定外の変わりようだ。
親に似て物静かな性格。
悪く言えば
内向的で口下手な世渡り下手。
いつもその他大勢を決め込む様子を
心配して見守っていた。
高校進学を神戸に求めて
よかったのかもしれない。
小さいころからやっているバイオリンを学ぶ
音楽専科を希望したのは娘自身。
片田舎から都会まで
二時間あまりの電車通学を、
なんと
三年間一度も休まずやり遂げた。
あれが変化の第一歩だったのかも知れない。
やはり
どこにいても目立たない女の子だったが、
内面に強いものを育てていたのだ。
大学も神戸。
朝五時起きで頑張っている。
「これチラシだよ。観に来る?」
控えめに申し出る娘は、
やはり私に似たままだ。無理強いは決してしない……
(もちろん!頑張る君の姿を見にいくぞ!)
黙って頷く。
いや、私も変わらなきゃ!