小学校から電話が。
なんと二年生の息子が
下校途中で
野良犬に噛まれたという。
飛んでいくと、
息子は保健室で
手当てを受けていた。
お尻をがぶりと
やられたらしい。
「もしものことがありますから、
病院へ連れて行って
やってください」
保険の先生の心配は
狂犬病。
相手は野良犬である。
病院で「大丈夫」の
お墨付きを貰い
帰宅すると、
愛犬のタロが
駆け寄ってきた。
野良犬に追われ
尻をかまれた直後だけに
息子はたじろいだが、
タロは委細構わずだ。
家族で息子が一番
可愛がっているから
無理はない。
ペロペロと
顔をなめられた息子は
「バカ!」と
手を振り上げた。
顔には
必死さが溢れていた。
タロは
ご主人様の異変に気付いたのか、
尻尾を下げて座り込んだ。
「キューン」
悲しげな鳴き声と、
戸惑った顔が
印象的だった。
結局、
息子との仲が
もとに戻るまで数日、
タロのしょぼんとした姿があった。
犬と人間の絆を
感じさせてくれる
光景だった。
なんと二年生の息子が
下校途中で
野良犬に噛まれたという。
飛んでいくと、
息子は保健室で
手当てを受けていた。
お尻をがぶりと
やられたらしい。
「もしものことがありますから、
病院へ連れて行って
やってください」
保険の先生の心配は
狂犬病。
相手は野良犬である。
病院で「大丈夫」の
お墨付きを貰い
帰宅すると、
愛犬のタロが
駆け寄ってきた。
野良犬に追われ
尻をかまれた直後だけに
息子はたじろいだが、
タロは委細構わずだ。
家族で息子が一番
可愛がっているから
無理はない。
ペロペロと
顔をなめられた息子は
「バカ!」と
手を振り上げた。
顔には
必死さが溢れていた。
タロは
ご主人様の異変に気付いたのか、
尻尾を下げて座り込んだ。
「キューン」
悲しげな鳴き声と、
戸惑った顔が
印象的だった。
結局、
息子との仲が
もとに戻るまで数日、
タロのしょぼんとした姿があった。
犬と人間の絆を
感じさせてくれる
光景だった。
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