こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

心地よく日向ぼっこ

2024年11月12日 12時50分13秒 | 結婚式
晴れ渡った空。
そして心地よい日差し。
ふと見上げた目に飛び込んできた!
皇帝ダリアが一輪!
しばし眺めて時間が過ぎてゆく。
花に重なって蘇る亡き父の笑顔。
思わず独りごちるていた。

 おやじ……いや、おとうちゃんがいいかな。でも口にしたのは数えるほど。酷く人見知りな性格は家族相手でも変わらなかったからね。
 他人行儀な息子なのに何やかやと関わってくれたんだ。一人でいる方が好きで、手伝いに駆り出されのを煩わしく思う僕を分かっていたはずだろう。でも諦めなかった。イヤで嫌でたまらないのに、文句も言わかったのは、辛抱強かったあなたに逆らえなかったからだ。
 でも本音は頼られるのが嬉しかったんだ。父親にも無視されてひとりぼっちになっていたら、いま僕はここにはいないよな。友達は皆無、先生の目にも入らなかった影の薄い子供で、将来なんてないに等しかったんだから。
 それにあの手伝いは無意味じゃなかった。大人になってからの僕をどれだけ助けてくれたか。信じないだろうけど、妻と4人の子供に頼られる大黒柱だったんだぞ。
あなたに、いや「おとうちゃん」にそっくりらになってたんだ。あなたを知る家族や知りあいみんなに言われ、こそばゆい思いをしているよ。父親にそっくりだと言われて嬉しくないはずはないだろう。
「悔しいけど、とうさんに似て得したなあと思うんだ」僕の息子の言葉だよ。もう嬉しくて、最高に幸せな父親冥利に尽きた瞬間さ。
 でも僕はあなたに一度も言ってない。手遅れだけど、ちゃんと口にしときたいんだ。
「お父ちゃんに似て最高だぜ!幸せな人生をくれて、有り難う!」ちょっと気障かな。

いい日いい一日が始まった。
みなさんも、
いい日いい一日を迎えてくださいね。


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