爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

フシグロセンノウ

2009年08月19日 | 日記
 8/16(日)、期待して行ったキノコ狩りは散々!食用になりそうなのは「チチタケ」位で採る気にもならず、道脇に並んでいた「タマゴタケ」(毒のオンパレード属にあって、数少ない食用キノコの一つ)を5本採取し、バターと塩コショウで炒めて食す。名前の通り、卵の殻から除いているものもあったので携帯電話のカメラで撮れば載せられたのだが、時間に迫られ忘れていた。
 暫く雨は無いが、朝夕の冷え込みに期待し今日(8/19)「ツガタケ」求め山に行ってみたが、空振り。自分同様、この時期にはもうじっとしていられない二人のキノコ好きに会い、情報交換。
 林道脇にフシグロセンノウが咲き始めたので、一雨あれば二日ばかりの照りで期待できるかも?しかし、頭上の入道雲は発達せず、雨粒は落ちない。東山も隠れてはいないので、暫くは「お預け」と言ったところかも。
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シコタンソウ

2009年08月15日 | 日記
 先般の南アルプス行にて印象的だった花「シコタンソウ」。花びらの斑点が特徴で、イワツメクサやタカネツメクサ、ミヤマミミナグサといった岩場を彩る白系の花の中ではチョッと違った存在感がある。農鳥岳周辺のミヤマシオガマはもう姿はなく、タカネシオガマ、ヨツバシオガマに花期を譲っていた。しかし、3000mを前後する山陵の花々の圧巻はやはり北岳周辺にとどめをさす。種類の多さもさることながら、その数も尋常ではない。トリカブト類はまだ開花前で、一番目立ったのは「キンロバイ」の黄色い花だった。山頂付近ではミヤマオダマキも群生していた。立入禁止地帯であるが、柱とロープが倒れていて其処から写真を撮ったのであろう複数の足跡が残っている。山登りする人のモラルが問われる山でもある。

農鳥小屋から間ノ岳への登りから望む早朝の富士山
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キンロバイ(北岳山荘~八本歯分岐へのトラバース道にて)
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更にキノコを求めて

2009年08月15日 | 日記
 習性です。8/14(金)、気になって仕方なく山へ。マツタケの姿なく、チチタケを採って帰ることとなった。気候は秋のそれに近く湿り気は十分なので、晴天が続けば、お盆過ぎからは出始めるのではと思う。多分、カラマツ林では「ハナイグチ」も。明後日(8/16)結果を続報します。

 ◇今日採集したキノコ
   アカヤマドリ、ハナビラタケ、カノシタ、ススケヤマドリタケ、チチタケ(チチタケが圧倒的に多い)

 (アカヤマドリは傘の開かないほんの出始めのものを採る。大きくなった物は大抵、虫食いである。幼菌でも茎も切り開いて見れば、結構「す」がいっているものだ!)
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キノコの季節へ

2009年08月11日 | 日記
 人伝に聞き心が疼く。早起きして山へ。夏とは程遠いお湿りで道脇には結構キノコが生えている。夏ギノコであるベニタケやイグチの仲間、毒キノコの「ニガクリタケ」もあるぞ!いつもの巡回コースの始めにはマツタケ姿無し。やはり「止め山」とは比較にならないのか?しかし、「天は自ら助くる者を助くる」の格言通り(不適当な引用だろうが)、採る事が出来た。いつもは通り過ぎている松の根元に一本。向かって右側のけなげに開いたもう一本はいつも見る場所のもの。こうやって、新しい場所を少しづつ覚えるのも楽しみだ!
 大きい一本は重さ50g、しかし虫食いで表皮部分しか食せず。秋のそれとはやはり違う。ちなみに木曽で採れたものはしっかりしていたとの事。羨ましい次第だ。

◇ちなみに今日見られたマツタケ以外の食用キノコ
   チチタケ、アカヤマドリ>>アカジコウ、アミタケ、カノシタ
   ベニタケ類の毒キノコはまだ少ないが、食べても辛くて食不適

   
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北岳にて

2009年08月10日 | 日記
うーーむ、さすが花の北岳でした。トラバース道脇は幾種類もの花々のオンパレード。頂上付近には僅かながらまだチョウノスケソウが咲いていて感動!さすがキタダケソウは無理だったか?今度はもっと時間的に余裕を持って、じっくりと花を満喫出来れば、新たな発見が在るかも知れない。そういえばあれほど見たかった「タカネマンテマ」は花期で有ったのだが頭に浮かばず、帰宅後に後悔。もうカメラから覗かず、しっかりと両の眼(マナコ)に焼き付けるそんな山旅に変えていこうと思っている。所詮、花や景色を幾ら撮ってもプロの写真家のそれに叶わないのであれば、それがBestな道か!?荷物も一つ減ることだし。
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北岳山頂:ミヤマゼンゴ(?)越しに鳳凰三山

 ※追記:八本歯から歩き沢橋までのコースはもう少しペンキ印等が欲しい。許されれば、そんな整備も
       してみたいものだ!
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八本歯の頭付近の岩場にはタカネビランジ(白花)が咲いている
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早く撮れば良かった北岳
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念願の農鳥岳へ

2009年08月09日 | 日記
 目標であった南アルプス3,000m峰に、今回の「農鳥岳」でその全てに足跡を残す事が出来た。今年計画したものの悪天で2度潰れ、正に3度目の正直でした。8/7(金)帰宅後、午後8時過ぎに家を出発、登山口「奈良田」到着は午後11時頃で曇天。缶ビールを飲みながら1時間ほど落語を聴いて、車中で就寝。ところが、蚊が入っていて寝付かれない。仕方なく、寝不足ではあるが2時25分に出発した。月明かりがあったので、ヘッドランプも林道を離れる迄、点けたり消したりで進む。午後は雨と妻が言っていたので、兎に角、早めに小屋へ着きたかった。大門沢小屋まで、迷ったところが3箇所くらいあった。沢を渡る吊橋三つは良かったが、あと支沢を渡る丸木橋は不安定で一つは最後滑ってしまった(幸い沢には落ちなかったが)。かなり急な登りが続き、ハイマツの或る稜線へ6時間余で踊り出た。塩見岳はガスの中であったが、行く先「農鳥岳」、荷物を置き往復した「広河内岳」はまだセーフであった。かなりバテたが、お昼過ぎには小屋へ着き、早速ビールで憩う。小屋では中々寝付けないのだが、久し振りにぐっすり眠った。翌8/9(今日)は4:15に小屋を出発、「間ノ岳」「北岳」を上り「八本歯の頭」から長躯、池山尾根を「歩き沢橋」へと下り、バスで出発地点「奈良田」に戻り、温泉で汗を流し帰宅。時計代わりの携帯が電源不足で、「八本歯ノコル」以降は会う人なく、時刻把握が出来ず。登山道がそれと判らない所が結構あり、もっと整備をと願う。殊に樹林帯が不安。テープやペンキ印を見逃さないルートファインディング能力が試される尾根でもある。
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間ノ岳途中で会った雷鳥のヒナ(親もいたので、少し留まって待てば良かった)
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北岳山頂の賑わい(バックは甲斐駒ケ岳)

◇今回のコースタイム

8/8(土) 奈良田2:25-大門沢小屋5:34-稜線(下降点)8:32-広河内岳往復-農鳥岳10:33
      -西農鳥岳11:27-農鳥小屋12:08

8/9(日) 農鳥小屋4:15-間ノ岳5:25-北岳山荘6:45-八本歯分岐7:45-北岳往復-八本歯
のコル9:06-八本歯の頭-砂払-池山小屋-あるき沢橋-奈良田14:20


中白根からの下りから北岳を望む(真ん中の一番低く見える所が山頂)
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山頂直下の登山道脇に見たミヤマオダマキの横顔
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御嶽山③

2009年08月05日 | 日記
最後の階段がまたきつい。上りきった後、誰彼と無く「お疲れ様!」と口から出るのも頷ける。しかも、この晴天は更に人を饒舌にする。それを聞き流しながら、展望を満喫する時間もまんざらではない。
今とは比較出来ないほど困難であったろう昔の修験者達は、こうした日には雲海を見下ろしながら何を体得したのであろうか。
そう思いをはせれば、徒労にも近いことのままある登山と言う世界も一種の信仰的な(例えれば「魂の浄化」といった)側面があるのかも知れない。しかし、どんなに好きでも永遠にそこに留まることが出来ない弱さ(一人では生きて行けない生き物である自分)を無意識のうちに自覚する崇高な行為と思えば、また山の行く口実になるのかも?
「山にありて里恋い」、「里にありて山恋い」。良いではないか!良いではないか!…
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御嶽山②

2009年08月05日 | 日記
霊験あらたかなる山頂・剣ヶ峰は標高3,067m。乗鞍岳より41m高い。月曜日、まだ早朝にも係わらず、白装束の人達が多かった。さすが信仰の山、面目躍如足る風景。快晴で、昨日の雨は今朝のための露払いであったかの様だ!王滝山頂から見ると高いなと思われるが、ゆっくり登っても30分ほどで辿り着ける。
王滝頂上から稜線に踊り出ると先ず左の当たりにするのは頂上と共に、ゴロゴロの山肌にシューシューと水蒸気を吐き出す噴気口だ。終始水蒸気が立ち上り、音は絶えない。下の写真は剣ヶ峰・社務所裏手から外輪山方面へ少し下った所から撮ったのもの。水蒸気の切れる辺りが王滝頂上付近(2,936m)だが、そこから向かって右側(奥の院方面)からこちらを捕らえるのも面白いかも?噴気口がしっかり窺えて、山頂と共に切り取ればいい構図になるのではと思う。今回下山時に途中まで行きカメラを向けようとしたが、地図を見ている間にガスに覆われてしまった。うーーん残念!すぐ撮るべきだった。下りですれ違った一人の修行僧は裸足で登ってきた。声を掛けたら大丈夫ですよ!と返答。ご苦労様です。
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御嶽山へ登る

2009年08月03日 | 日記
梅雨明け後、一番の、真夏を実感できる天候だったのではないか。下界は霧が巻いていたりしたが、高度が上がるに従い星が見え始める。「田の原」登山口に近づく頃にはもう雲海上で快晴を確信できた。2000mを超える標高と気候のためか、のっけからハイマツやウラジロモミがあってびっくりする。「あかっぱげ」で日の出、「金剛童子」あたりで森林限界へ出、急登ではあるが思ったより石の安定した道を我慢して、息を整える休みをとるくらいで、一気に「剣ヶ峰」まで登り切る。頂上の神社には信者と登山者が月曜にも拘らず絶えることは無い。そして、誰もが雲海上の山々の眺望とこの晴天に感嘆の言葉を交わしていた。神社の裏手から左下の地獄谷を意識しながら外輪山を行き、「二ノ池」近辺から「サイの河原」へ下り、「摩利支天山」まで行き、二の池上から水平道を「王滝頂上」へ戻り下山。この頃には夏の典型的な気象状況であるガスが上がってきた。(写真は避難小屋下から剣ヶ峰方面)

◇今回のコースタイム
  ・田の原4:26-あかっぱげ4:55-金剛童子6:07-九合目石室5:43-王滝頂上5:57-剣ヶ峰6:19
  ・剣ヶ峰6:52-外輪山-サイノ河原-白竜避難小屋8:18-摩利支天山8:53-避難小屋9:28-二ノ池9:49-
   王滝頂上10:21-八合目石室11:00-田の原11:31


避難小屋から摩利支天山途中で散生していたコマクサ


白竜避難小屋付近から三ノ池を望む
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夏らしからず

2009年08月02日 | 日記
昨日「松本ぼんぼん」を控えた午前中にぎっくり腰をやってしまい、コルセットで防護し、踊る部隊には入らず、ゴミ回収係をやらせて貰った。
今日は「北岳」日帰りを予定していたので、若干不安があるものの、夜叉神峠登山口まで車を走らせ、朝一番のバスに乗る。乗車時には止んでいた雨だが、幾つものトンネルをくぐり抜け「広河原」へ着いた頃にはまた落ちてきた。稜線は見えているのだが、止みそうにない雨に登山を断念。引き返すことにしたが、帰りのバスは8:00発、まだ2時間近くテントの中で待つのか!仕方なくおにぎりを食べ、高山植物ポケット図鑑を広げていたら、乗合タクシーの乗客が5人集まり、途中下車させてもらう事になり、7:20頃には駐車場へ到着。雨の中を早々に下界へ。9:30には帰宅。高速ETC割引のお蔭で、出費を抑えてこんな計画も可能。それにしても恨めしい今夏の天候である。

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