俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

花の兄

2009年03月01日 | 俳句

『明日の春 二日続けて 晴れるらし』
(あすのはる ふつかつづけて はれるらし)

『花の兄 太宰は咲き頃 見頃かな』
(はなのあに だざいはさきごろ みごろかな)
花の兄=梅

『店閉めど 今年も来たり 軒燕』
(みせしめど ことしもきたり のきつばめ)

『子雀の 嘴黄色 口ヘの字』
(こすずめの くちばしきいろ くちへのじ)

『この春は 子雀少なき 年なるか』
(このはるは こすずめすくなき としなるか)

『甥もまた 深酒の癖 遠蛙』
(おいもまた ふかざけのくせ とおかわず)

『眠られぬ 寝ても眠れぬ 春の夜』
(ねむられぬ ねてもねむれぬ はるのよる)

『タンポポの 絮より花が 黄になりぬ』
(たんぽぽの わたよりはなが きになりぬ)

『霞立つ 明日香の村の 風のどか』
(かすみたつ あすかのむらの かぜのどか)

『梅の香を 旅の朋とし 明日香行く』
(うめのかを たびのともとし あすかゆく

コメント
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