俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

早蕨

2009年03月02日 | 俳句

『春の風邪 最後の咽喉飴 嫁は留守』
(はるのかぜ さいごののどあめ よめはるす)

『お水取り 早く目覚めよ 真の春』
(おみずとり はやくめざめよ しんのはる)

『故事に言う 北野の梅に 一夜松』
(こじにいう きたののうめに いちやまつ)

『早蕨や 北の国には 乙女有り』
(さわらびや きたのくにには おとめあり)

『おやつ菓子 昨日の残り 春おぼろ』
(おやつがし きのうののこり はるおぼろ)

『春定食 カレーに卵に 牛乳と』
(はるていしょく かれーにたまごに ぎゅうにゅうと)

『春不況 無くせしものに 品と格』
(はるふきょう なくせしものに ひんとかく)

『春うらら 隣より洩る 演歌唄』
(はるうらら となりよりもる えんかうた)

『春宵や 食べた後には 腹を撫で』
(しゅんしょうや たべたあとには はらをなで)

『春愁や 糖質ゼロの チューハイ有り』
(しゅんしゅうや とうしつぜろの ちゅーはいあり)

『水温む 赤子の笑顔 頬緩む』
(みずぬるむ あかごのえがお ほほゆるむ)

『行く雲の 流れを追えば 春の風』
(ゆくくもの ながれをおえば はるのかぜ)

コメント
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