俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

春の雨

2009年03月04日 | 俳句

『刻々と 冷たさ増して 春の雨』
(こくこくと つめたさまして はるのあめ)

『刻々と 雨滴の増して 春の雨』
(こくこくと うてきのまして はるのあめ)

『三月は もう春なのに まだ寒し
(さんがつは もうはるなのに まださむし)

『枯れ枝の 鳥の巣見つけ 空仰ぐ』
(かれえだの とりのすみつけ そらあおぐ)

『利酒も 喉元過ぎれば ただの酒』
(ききざけも のどもとすぎれば ただのさけ)

『春や春 肉うどんには 天かすを』
(はるやはる にくうどんには てんかすを)

『目が合えば 梅の模様の 傘の女』
(めがあえば うめのもようの かさのひと)

『三寒の 真っ只中や 春何処』
(さんかんの まっただなかや はるいずこ)

『囀りを 聞く間無く飛ぶ 白鶺鴒』
(さえずりを きくまなくとぶ はくせきれい)

『春の雨 濡れるか差すか 迷い頃』
(はるのあめ ぬれるかさすか まよいごろ)

『桃咲くや 隣の家は 梅桜』
(ももさくや となりのいえは うめさくら)

『一列に 日向ぼこする 鳩家族』
(いちれつに ひなたぼこする はとかぞく)

『春の宵 上弦の月の 笑い顔』
(はるのよい じょうげんのつきの わらいがお)

コメント
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