俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

玉椿

2009年03月06日 | 俳句

『莟でも 開き落ちても 玉椿』
(つぼみでも ひらきおちても たまつばき)

『つらつらと つんつん椿 藪椿』
(つらつらと つんつんつばき やぶつばき)

『とびとびの 三寒四温 傘マーク』
(とびとびの さんかんしおん かさまーく)

『春の屋根 ひねもす昼寝 醒めやらで』
(はるのやね ひねもすひるね さめやらで)

『げんげ田に まずは寝ころび 空を見る』
(げんげだに まずはねころび そらをみる)

『鞦韆の 揺れにまかせて 時流れ』
(しゅうせんの ゆれにまかせて ときながれ)
                     鞦韆=ブランコ

『路の端 菜の花小さく 我待てり』
(みちのはた なのはなちいさく われまてり)

『春宵の 眠気を誘う 春の風邪』
(しゅんしょうの ねむけをさそう はるのかぜ)
                     =9200

『春の雪 降らず積もらず 吾子も泣く』
(はるのゆき ふらずつもらず あこもなく)

『もう五日 雛の手彫りの 飾られて』
(もういつか ひなのてぼりの かざられて)

『雪溶けて 紅梅の花 香り出る』
(ゆきとけて こうばいのはな かおりでる)

『こんな日も あるさイチロー 蜃気楼』
(こんなひも あるさいちろー しんきろう)


コメント
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