常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

鉋(かんな)を研ぐ

2012年07月21日 | 医療器械

ヤブカンゾウ

高度な技能継承で知られる宮大工集団の棟梁がに聞いた。

首都圏のある造営工事に参加した技能集団の大工が仕事前に熱心に鉋を研いでいた。

それを見た別集団の大工さんが笑って云った「いまどき鉋を研ぐとは驚いた、替刃を使えば名人の切れ味が再現できるのに」

確かに替刃の技術が向上して多くの場面で刃物は替刃に席巻された感がある。

大工仕事はもとより、床屋、農作業、医学分野等

しかし と棟梁は続けた、使うほどに道具は手になじむ、使いこなして道具を体の一部にしなければ道具と云えない。

切れ味が落ちるたびに刃先を交換していたら、いつまでたっても道具を手になじませることはできない。

「替刃仕上げと、手研ぎ仕上げの削り面を見てその違いが判るのですか?」と率直な疑問をぶっつけた。

棟梁は「それは判らない、しかし指先に五感を集中して、表面をなぜれば違いは明らかだ」と返ってきた。

 

 

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水辺の花 サギソウ

2012年07月19日 | 季節の便り

球根の植え付けが例年より1週間ほど遅れ、既に伸び始めていた芽や根の傷みを心配したが問題はなかったようだ。

ここのところ花茎が上に向かって成長を始めたから、2週間ほどで涼やかな花が見られるかもしれない。

この球根は八王子原産で、我が家に移ってから既に10年が過ぎ、現在も増え続けている。

栽培の約束事を守りさえすれば、手間のかからない作りやすい花だと思っている。

昨日までの灼熱地獄と打ってま変わって、時折小雨がぱらつく凌ぎやすい天候となった、1週間ぶりの安息日である。

昼のニュースは霧ヶ峰にニッコウキスゲが咲き始めて、高原は観光客で賑わっている様子を伝えた。

年中行事だった、キスゲ探訪が途絶えて何年になるだろう。

 

 

 

 

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一つだけ残った枇杷の実 

2012年07月19日 | 季節の便り

 枇杷が結実できなかったのは春先の異常低温が原因といわれている。

全滅と思っていたのだが、1果だけ寒さを耐え凌ぎ、ようやく色付き始めた枇杷がある。

果物の品種改良には様々な技法があるらしいが、いずれも一朝一夕に出来あがるものではないという

バイオや遺伝子組換え技術の進歩で、品種改良のスピードは格段に上っただろうが、成長して花が咲き、果物が実るまでの時間を短縮させることはできない。

この生き残った枇杷に寒さに耐える何かが備わっているとしたら、寒さに滅法強い枇杷を目指した品種改良ができるかもしれない。

しかし このたった一つ残った宝石を狙っているのは私達だけではない、ムクドリも、ひよどりも、烏でさえ当然のようにねらっている。

収穫したら種を抜いて 土に埋める 芽が出たら、耐寒枇杷と名札を付けて成長を待つ。

多分実るのは20年先だと思う。 もちろん耐寒性?が引き継がれているどうか誰に判らない。

 

 

 

 

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突然梅雨明け

2012年07月18日 | 季節の便り

松本城公園にユリノキを観察に行った、百合にそっくりの蕾が多数葉の間に見えたが、開花はまだ先のようだ

梅雨明け宣言を受けて、気温が急遽34度を越えた 

燃え盛った太陽が雲間に白熱の余韻を残して沈んだ、ようやく涼風が吹き始める。

ヒグラシ蝉の声が盛んに聞こえる、今年の鳴初めは気付かずにいた。

 

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山焼け 朝焼け

2012年07月17日 | 季節の便り

朝焼けの変化は激しい、見る間に色あせてしまう

7月3日デンバーから

「コロラドの山火事は二箇所で600戸以上の家を燃やして やっと下火になって来ました。 独立祭には花火を楽しむ習慣があるのですが 乾燥と異常な高温のため今年はコロラドでは花火禁止です。松本はまだ雨期の最中でしょうか。 お元気でお過 ごしください」

 今朝の朝焼けを見ながらコロラドの山火事を思った。

梅雨明けが近いのだろう  34度を超える日が続くと熱中症は他人ごとではなくなる。

昨日 灼熱の中、伸び放題に伸びきった庭木の刈り込みと除草をした。

過度と思うほどの水分補給と、休憩時間をとって無事作業を終わった。

 

 

 

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キックオフ例会

2012年07月16日 | ワイズメンズクラブ

柳澤会長のスタートに呼応して大勢のゲストが集まってくれた。

厳粛なうちに役員就任式が終わり中本さんの入会式へと続いた。

役員就任式 会長引継

柳澤新会長 誓約

赤羽直前会長から会長バッジ授与

 キャンドルの灯

 

 

 

 

 

 

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後期稲作現地指導会

2012年07月14日 | 農家組合長

新村講師

熱心に聞く受講者

 

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蜂に刺されて

2012年07月13日 | 季節の便り

 見ごろを迎えた紫陽花

 思いのほか青梅が良く実って、自家用や近所に頒布してもまだ枝に沢山残っている。

黄色く色付き始めた梅が芳香を放ち始めた。

いつか焼酎の代わりに安価なブランデーを使った梅酒が美味しかったので、今年も残り梅で作ってもらうことになり、朝露の中を梅の収穫に向かった。

となりの畑地に牡雉がいたので遠くからカメラに収めた

ビールケースを踏み台にして、大粒の梅だけを選んで収穫した。

木登りや脚立を使わずに両手で収穫できるから200個くらい訳なくもげる。

小さな羽音がして手の甲に張り付くように何かが止まり、その途端に刺すような痛みを感じた。

小さな小さな蜂である。

手繰り寄せた梅の小枝に巣を作っていたのだろう。

手の甲に残された赤い班痕を吸った、こうすることで蜂毒を吸い出すことができると子供のころ教えられた。

いったん入った毒素がそんなことで簡単に吸いだせることはないだろうが、この習性は今も残っている。

自分で吸えない場所は誰かが吸い出してくれたものだ。

 

 

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常念夏姿

2012年07月12日 | 常念100景

常念の残雪はあらかた消え常念坊も稜線の緑の中に隠れた。

槍の峻険に対峙する左側の大喰岳(おおばみ)は標高3100メートルで連峰中第3位を誇る。

それなのに「〇〇百名山」に一度たりとも選ばれた事がないというが、今その存在感は他を圧している。

山嶺には残雪も多く、そのまだら模様はインディアンの馬を連想させる。

 厳寒期の常念は、稜線からいつも雪煙が上がっていた

 

 

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お祭りの頃

2012年07月11日 | 季節の便り

7月10日は近くにある松本神社の祭典日である、この地域に数ある夏祭りのトップを切って、神輿が威勢よく事務所の前を通って行った。

雨降り祭といわれるほど例年雨が降るのだが、今年は荘厳な日没が見られた

昨年オランダからダン君がホームスティにやってきた日である。

まだ梅雨が明けないのに、紅と白いコスモスが咲いていた

長虫の様な栗の花の付け根に、小さい々緑色のウニの様にイガがついている

余分な葉を落とし散髪が済んだ葡萄棚に、デラの房が際限もなくぶら下がって、もうその先端に薄い紫が滲んできた

1月から始まる6ヵ月の長さに比べて、7月からの半年は駆け足のように早い

特段 目指す目標があるわけでもないのに、目を細めて落ちる夕陽を惜しんでいた。

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