ちいさなつらら
つららが小さいのは屋根の雪が解けないからである。
連日の寒さに昔の寒さを思い出した。
どこに出るのもいやになる。
そんな時に限って行事は目白押し
ちいさなつらら
つららが小さいのは屋根の雪が解けないからである。
連日の寒さに昔の寒さを思い出した。
どこに出るのもいやになる。
そんな時に限って行事は目白押し
ヒヨドリジョウゴ
庭木に集まってくる野鳥が多くなったのは、野山の餌は深い雪の下に埋もれたてしまったからだろう。
もう10年も前のことだが、その年も雪が多くて鹿が大量に飢え死にしたことがある。
私は見なかったけれど、鹿の死骸が谷を埋め尽くしていたという。
ひよどりじょうごは小鳥たちにあまり歓迎されないようだ、小鳥たちは野原に餌がある間、この赤い実を見向きもしなかった。
それが大雪以来いろんな野鳥がやってくるようになった。
初夏まで残りそうな雪の量
ようやく天候は回復したけれど気温は上がらず、真冬日である。
道路状況も好転せず、5キロの道を40分かけて通勤する、歩く人も多いそれが又渋滞の原因となる。
渋滞の原因は雪によって道路幅が狭くなる事にあるようだ。
1月17日の金魚群
室内の越冬水槽に移された金魚達はようやく環境に慣れて、足音や人影に怯えることなく悠々と泳いでいる。
白い底に朱色が映えて、一回り大きくなったようにも見える金魚達の、大赤、中赤、小赤群の再分類に迫られている。
毎年、庭の池で越冬させている人に聞くと、厳しい条件下で凍死?に至る魚も少なくないといっていた。
鷺は厚い氷を割ることはできないから安心だけれど、川鼠という小型のカワウソに似た動物に食べられてしまう個体もあるらしい。
室内プールは暖かいし、第一安全である、だから金魚も手足を伸ばして大きく見える。
枇杷の花房
風の当たらない軒下の陽だまりで枇杷の花房が成長している。
密生した産毛に守られているけれど、本来枇杷は暖地の樹木である。
それが寒冷地の路地で越冬し、初夏に実を熟すようになっていた。
しかし昨年花房は寒さに負けて、結実はならなかった。
今年も厳しい寒さが続いて、まだ冬は入口である。
集落の南の方角に森が連なっていて、貴重な冬の日光を遮っている。
この森に茂る樹木が小さかった頃、真冬でも豊かな太陽があった。
集落内から昔の太陽を取り戻そうという動きが少しづつ出てきた。
この要望を現実のものにしたいと思う。
昨夜 日付けが変わったころから降り始めたが、終日休みなく降り続いて、午後4時ごろ35センチを越えてようやく小降りとなった。
雪に翻弄されて1日が暮れた。
気温が高いので水分を含んだ雪は重い、電線に雪が付着して弧を描いて大きく下がっているようにもみえる。
雪の中をビニールハウスの補強に出かけた。
ハウスは重い雪を背負って、天井がだいぶ下がっていた。
脚立や丸太を使って、つっかい棒補強した。
帰って除雪に精をだし、結局雪との格闘で明けくれた。
雪の重さを実感した一日
集落のはずれの水田に、やぐらを組んで門松を焼く伝統行事である。
本来は夜の行事だったのだが、諸般の事情で明るい内に済ませるようになった。
子供主体の行事なのだが少子化のため主役が大人に移って久しい。
子供たちが主権を奪回することは絶望的である。
子供達もそれを望んではいないように見受けられる。
日が暮れるとあちこちで火の手が上がった。
荒れてしまった梅園
寒い時こそ体を動かそうと一念発起して、雪の残る梅園の選定に出かけた。
何のことはない梅園は竹藪に変っている。
梅の剪定はさておき竹の伐採から始めた、いつもながら竹の貪欲さは驚くばかりである。
初夏 美味しい筍を待っている人がいることと、野菜栽培に重宝する竹竿が自由に切り出せるるし、時には竹垣の補修用にに4、5本ほしいという人もいる。
だから竹林も少しはあっても良いのだが、地下茎を知らない間に傍若無人に伸ばして、領土拡大に余念ない。
百舌鳥
日が射すと暑くなる、着膨れた衣類を一枚づつ脱ぎ捨てて竹を切った。
百舌鳥が一羽 伐採作業を見ている
近づいても逃げない 暇な奴だ。
連日真冬日が続いているけれど、日差しは思ったより強い。
車の窓から入る光を横顔に受けていると暑い、つい最近まで感じられなかった事である。
シーズンを迎え、ハウスイチゴの出荷が忙しくなったと園主さんがいった。
異常低温が続いて、暖房費用が大幅に増えたと顔色は冴えない。
いただいたイチゴは大粒で甘味が濃く絶品だ、しかし値段を上げる事はできない、産地間競争に負けてしまうからである。
アルプス連山も寒風に削られていよいよ険しい顔つきになった。
連山のとがった嶺を槍(鑓)と呼ぶことが多いようだ、蝶の雪形で知られる蝶ケ岳の主峰を蝶槍、鹿島槍、白馬鑓等々
日本中には多くの槍ヶ岳が存在するだろうと思っている。
先頃終わった上田市の信濃国分寺八日堂縁日は有名である。
蘇民将来符のお守りを求めて、県内外から善男善女が集まるという。
昔はこの縁日に、カラスのローソク焼きを食べさせる屋台が出ていたと聞いたことがある。
真偽は判らないが、かって信州上田地方では、カラス肉を食べる風習があったらしいから、縁日にその屋台が出ても不思議ではない気もする。
ローソク焼きも、田楽も同じ類で、ミンチ状にした肉団子を串に挿し、秘伝のタレを付けてこんがりと焼き上げる。
良い香りがして美味であったらしい。
ローソク焼きは多分に宗教的な意味合いが濃いのかもしれない。
仏閣を詣で、蘇民将来符を懐に、神秘的なカラスの薬膳料理を堪能して、新しい年のいやさかを祈願してのだろう。