
幻の「メリーさんのひつじ(久野静夫訳詞:ひつじ、ひつじバージョン)」、そして現行の「メリーさんのひつじ(高田三九三訳詞:メェメェひつじバージョン)」。
そもそもblogでこの連載を始めたのは、「どうしてひつじ、ひつじバージョンは消えてしまったのか」という謎から出発しています。
多くの人がこれこそ元祖だと信じて歌ってきた「ひつじ、ひつじバージョン」は 公式ではなく、昔から公式とされているのは 「メェメェひつじバージョン」とのこと。
そこで私は ピアノの生徒やご家族などに「どちらの歌詞を歌ってきたか」というリサーチを開始した次第です。
現在まだ続行中で、最終的な統計までは至っていませんが、現在のところ約88パーセントの人が「ひつじ、ひつじ派」、「メェメェ派」は12パーセントという状況です。
ほとんど知られていない「メェメェひつじ」の歌詞が公式であるというのは なんだか腑に落ちない謎なんですが、「メェメェバージョン」にはもう一つ、ヒバリ的には納得できない謎があります。
それは、この歌詞の結末です。
「メリーさんのひつじ」は、小学生メリーちゃんと 彼女のペットの羊との実話ストーリーを歌にした、ほのぼのと心温まる内容です。
↓オリジナルの英語歌詞
https://genius.com/Mother-goose-club-mary-had-a-little-lamb-vol-1-lyrics
このblogでも、ヒバリ自身で最後まで翻訳してるのでご覧になってください
https://blog.goo.ne.jp/hibari165/e/ef88df0df5cb9ec9de13e7f57b2dbf83
「ひつじがメリーさんを大好きなのは、メリーさんがひつじを愛してるからですよ」と先生がクラスの子どもたちに教えるという素敵なラスト。
なのに、高田三九三訳詞「メェメェバージョン」では、先生が怒ってひつじを教室から追い出し、メリーさんは泣き出した、というバッドエンドなのです。
英語の歌詞や解説サイト、それから日本で書かれたいろんな文献、どこを見ても、そんなこと書いてない。
なんで高田氏は、勝手にそんな意地悪(?)な歌詞をでっち上げたのか。
それも放置できない大きな謎として、長いこと私の心の中にモヤモヤとわだかまってきていたのです。
が、しかし。
ここへ来て、英語のサイトなど読みあさっているうちに、わたくしヒバリは,ある仮説に行き着いたのであります。
私の推論(仮説)については、またあした。
To be continued…
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