HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスンおさめ -Mさん(大人)・ソナタ第3楽章-

2008年12月24日 | レッスン日記(小中高生)
Mさん(大人):
モーツァルトのソナタk545の、第3楽章に進んでいます。
第3楽章はロンド。
はずむような、軽やかなテーマが、いくつかのエピソードを挟みながら繰り返し現れてきます。
以前に比べて、Mさんは曲のつかみが とても早くなっていると感じます。
新しい曲に入ってから、譜を読んで曲を弾いて、レッスンで仕上げていくまでの期間が、前よりとても短くて、それだけ実力がついてきたということだと思います。

また、なぜだかわからないけど、Mさんのピアノを聞くと、私は「ああ、定番の練習曲だけど、この曲って、こんないい曲だったんだ。あとで私も弾いてみよう」と思うことが しばしばあるのです。
まだ練習中で、つっかえたりまちがえたりしているにもかかわらず、Mさんのピアノは、何かほっとするような音色なのです。
本人にそう言うと、
「また、おせじばっかり・・・」と言うんですが。

Mさんには、今日、「バロック小曲集」という楽譜を渡しました。
バロック時代の曲がお好みのMさんなので、バッハだけでなくH・パーセル、テレマン、リュリなどの曲がいろいろ出ている、曲集を弾いてみようと思います。

今年はMさんにとって、プライベートでも大変忙しい年でした。
暮れになって、ようやく少しピアノが弾けるようになってきたようなので、来年は、こうしてゆったりとピアノに向かえる時間が、少しでも多くとれるといいな、と願っています。
大人にとって「ピアノの時間」は、せめて日常から離れて無心になれる、貴重なひとときですから・・・

レッスンおさめ -Rくん・バーナム-

2008年12月24日 | レッスン日記(小中高生)
Rくん(小1):
「バーナム」が宿題に出ていました。
さっさとピアノの楽譜立てに用意して、ちゃんと両手で弾きました。
「練習してきたんだね!すごく上手!」
「うん」
Rくんは あっさりと答えます。
先週、お母さんが「このごろ、練習もいやがらずにちゃんとやるようになりました」と言っていました。
「次の曲もいい?」
「いいよ」
Rくんは、つぎの曲もあっさり弾きました。
「じゃ~、(ページをめくって)もう一つ、つぎもどうだ~っ?」
「え~、やだ~」
このくらいが集中の限度か? でも先生は食い下がる。
「ちょっと、ちょっと、Rくん。ほら、この本見てごらんよ。今、ちょうどまん中のページに来たよ!この、ページめくったところを2曲マルにすれば、ちょうど本の半分、終わったってことになるじゃん」
「え~」
「ね?」
Rくんは、しぶしぶ、もう1曲弾きました。さすがに、ここまでか・・・
でも、半年前の入門当初から比べたら、ずいぶんピアノもちゃんと弾くようになり、ノートの問題や リズム譜を見てのリズム打ちなどもたくさんこなしていきます。
運動神経もよさそうだし、弾けばとっても上手なRくん。
来年は、なにか「コレが好き!」という曲と出会ってほしいな。そして、それが一生懸命に努力することへのきっかけになってくれたらなー、と願っています。