HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスンおさめ -M2ちゃん・むすんでひらいて他-

2008年12月25日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小3):
「はいっ、ジルにクリスマスプレゼント!」
M2ちゃんは、ふくらんだカバンから、白い猫のぬいぐるみを出してくれました。
「ピアノの先生にも、プレゼント。はい!」
先生にまでプレゼント!ミッキーのマスコットがついた携帯ストラップは、ちゃんとパッケージに入っています。
そういえば、先日のレッスンの時、M2ちゃんが、児童館かなにかのイベントでフリマをやるって言ってたんだった。
「ピアノの先生も、何か品物があったら出してよ」と言うので、ヒバリは厚底のスリッパ(未使用)を提供していたのでした。
みんなのペダル用踏み台に、と思って購入したものの、もっと厚底のサンダルが見つかったため お蔵入りになっていた、赤いスリッパです。
「M2ちゃん、プレゼントありがとう!フリマで買ってきてくれたの?!」
「そうだよ。ピアノの先生のスリッパも売れたよ。たしか10円だったかな」
あっそう。お役に立てて嬉しいです・・・(^_^;)

M2ちゃんのカバンからは、まだ何か出てきます。
今度は真新しい、厚さ3センチくらいある「子ども図鑑」!
「これ、サンタにもらったんだ! えーと、なになに?『サンタのはじまりは、聖ニコラス』って書いてあるよ。ほら!、ここに絵がある」

M2ちゃん、こんな重い本をピアノのカバンに詰め込んで、歩いてきたんだ。
サンタにもらったプレゼントのハッピーを、先生と分かち合うために、重いのにもってきてくれたんだね。
ジルや先生へのプレゼントも、全部カバンに詰めて、カバンぱんぱんだったね。
ほんとうに、ありがとうね。

ピアノに入門して1年2ヶ月のM2ちゃん。
今日は、テキストをずんずん初見で弾き進めていきました。
もう ずっと前からピアノをやってるかのような、しっかりしたタッチと読譜力です。
ピアノを、本当に楽しんでいる様子がうかがえて、ヒバリも嬉しくなります。
また、ピアノという楽器だけでなく、レッスンに来ること、レッスン室での時間をも楽しみにしてくれて、その喜びを体中で示してくれるM2ちゃん。

つくづく、ピアノの先生って楽しいなー、と実感します。
M2ちゃんが、来年もそのまた先も、ずーっと ピアノを好きでいてくれますように。


レッスンおさめ -Mちゃん・あら野のはてに-

2008年12月25日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4):
クリスマス曲集の中から、今日急に「あら野のはてに」を弾こう、と決めたMちゃん。
「この歌、知ってる。合唱で歌う歌だね」
今初めて見た楽譜、弾けるかなあ?
Mちゃんは、右手のメロディー、左手の伴奏と それぞれ1度ずつ確認した後、すぐに両手合わせて弾き始めました。
前半は、ゆったりしたアルペジオ風の伴奏、中間部からは細かい分散和音での伴奏です。
初めての曲でも何とか弾くことができるのは、曲の構成や和音のなりたちがわかっているからです。Mちゃん、いつの間にかこういう力がしっかりついているのでした。
「できたね!初見でも、これぐらいの曲は弾けるってことだね。」
「初見って?」
「初めて見た楽譜を、すぐ弾くっていうことよ」
「ふぅーん」

Mちゃんは、保育園に通っていた4年前に、ピアノに入門しました。
その年12月、「レッスンおさめ」の日に、「来年の今頃は、どんな曲が弾けるようになっているかなあ」と日記に書いたのを思い出しました。
4年たった今では、背も高く、手も大きくなり、独特の素敵な音楽センスを身につけた、10才の少女に成長しています。
初見でも、こんな曲をサッと弾けるようになって、ほんとにピアノが身になじんでいるのだと思います。
来年はもう5年生、どんな音楽を好み、どんな演奏をしていくのだろう・・・
とても楽しみなMちゃんです。

レッスンおさめ -M3ちゃん・あわてんぼうのサンタクロース-

2008年12月25日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4):
先週、「あわてんぼうのサンタクロース」を選んで「宿題」としていましたが、この曲はけっこう、左手の伴奏が難しいのです。
「練習してない。一人だと、合ってるのかどうかわかんなかった」といいながら、M3ちゃんはトツトツと弾き始めました。
つっかえたり、まよったりしながらも、ゆっくりゆっくり、音を探し、右手と左手を1音1音合わせながら・・・
1小節、また1小節と弾き進め、とうとう最後まで弾きました。
「ね?ヘタでしょ?」と言いたげに、M3ちゃんは振り返りました。
でも私は、M3ちゃんが、最後まで自力で努力して、あきらめずに弾いたということに とても感動しました。
ちょっと前のM3ちゃんなら、「できないからやだ」「伴奏はやだ」「両手は無理」などと言って、避けていた両手弾きでしたから。
せっかくの元気な「あわてんぼうのサンタクロース」なので、私は即席に、M3ちゃんにコードネームを伝授しました。
C、G7、F、A7、D7のコードを教え、コードネームを見ながら伴奏をつける方法です。
実は音感の鋭いM3ちゃん、たちまちコードネームを覚え、伴奏ができるようになりました。
初めはコードを押さえるだけでしたが、だんだんとリズムパターンを使いながらの伴奏もでき、みるみるうちに「あわてんぼうのサンタクロース」ができあがりました。
「さあ、じゃ、今日でクリスマスはおしまいだから、3学期からは、今までの楽譜に戻って、続きを練習してきてね」
先生が言うと、M3ちゃんは、「この本がいいな・・・クリスマス終わっても」と、名残おしそうに言うのです。
「あ、そうなの?だったらいいよ。この本で続けよう」
「『あら野のはてに』がいいな」
「いいよ。それやっておいで」
にぎやかでふざけん坊で、「こわし屋M3」と言われているM3ちゃんだけど、本当は「アメイジング・グレース」とか「あら野のはてに」のような美しい曲が好きなんだな~♪
来年は、自分の美しい気持ちをたくさん表現して、芸術的な曲を演奏してもらいたいです。