HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスンおさめ -Tちゃん・あわてんぼうのサンタクロース-

2008年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1):
「りょう手はちょっとむずかしい。ゆっくりになっちゃう」と持ってきた「あわてんぼうのサンタクロース」。
この曲、子どもたちがみんなよく知っていて、好きな曲なのですが、ピアノで弾くと、メロディーは音域が広くて 跳躍や指替えをひんぱんに使わないといけないし、けっこう難しいのです。
また、この曲集のアレンジでは、左手の分散和音が 手を大きく広げなくてはいけない「オクターブポジション」なので、1年生のTちゃんには、確かにちょっと大変な曲です。
それでもTちゃんは、きちんと楽譜を見ながら、難しい両手奏を着実に弾いていきます。えらい。
この1年、Tちゃんは本当に成長して、読譜力に裏付けされた 正確なピアノ奏が身についてきました。
「あわてんぼうのサンタクロース」も 自分で選び、自分で練習してきてちゃんと達成できたと思います。
けれど、やっと楽譜を追って弾いているので、ゆっくりゆっくり弾くのが精いっぱい。それでもいいことはいいんだろうけど・・・
「Tちゃん。両手、同じメロディー弾くっていうの、できる?」
私は提案してみました。
今日が今年最後のレッスン。簡単にリズムよく弾けて、「やったあ」という感じで終われたら 嬉しいかな、と思って。
「えー、りょう手で、おんなじに?」
最初とまどったような感じだったTちゃんも、すぐコツをのみこんだようで、のびのびと弾くことができました。
「ねっ、こういう弾き方もあるんだよ。おうちでクリスマスやるとき、こんなのも弾いてみてね」
これで Tちゃんのクリスマスソングはおわりました。
来年は2年生になり、最下級生じゃなくなるTちゃん。
ますます知的な演奏ができるようになっていくのが ほんとに楽しみです♪