Sちゃん(中2):
今年最初のレッスンは、ブルクミュラーの「つばめ」からです。
この曲は、左手が右手の上を目まぐるしく交差して飛び交い、一見難しそうに見えますが、和音(コード)で分析すると 驚くほど簡単に弾けてしまうという「実は簡単びっくり曲」なのです。
いつもブルクミュラーのレッスンではおなじみの方法ですが、この曲でも 右手の分散和音を「和音」としてまとめて捉え、コードネームを書き込んで「コード」として理解するところから始めます。
Sちゃんは、ヒバリ教室で この「コード分析法」レッスンに大分なじんでいるので、これは苦労なくできました。
右手の流れをコードで確認した後は それを楽譜通り分散和音で弾いていきます。
こういう練習も、Sちゃんはたくさん経験してきていて、なおかつ曲の流れを予測→演奏へとつなげる力もあることも手伝って、あっという間に全曲弾きとおすことができました。
「ほらー、もう最後まで弾けた」と先生。
「どれくらい時間かかるか計ってみよう」とI-PHONEを取り出して ストップウォッチにします。
「えー、まだ全然弾けません~ 30分ぐらいかかっちゃいます~」とSちゃん。
「今、この段階でどれくらい時間かかるのか見るだけだから、気楽に間違えながら弾いて!」と妙な安心感を与えてタイムを計ってみたら、約1分50秒ぐらいでした。
「よしっ、じゃあ来週は、これを1分30秒以内で弾けるように!」とミッションを発令して、今日の「つばめ」は終わりました。
本当は、Sちゃんなら1分30秒どころか、慣れれば1分以内でアッサリ弾けるはず・・・との期待を持ってのミッションですが、そうは言うまい。
さあ、来週、どれくらい流暢に弾けるかな。
Facebook Hibari Music Lesson