HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

カスタネットとフィンガーシンバル

2008年12月07日 | いろんな楽器
Cさんが クリスマスコンサートの練習に来ました。
ピアノの演奏をレッスンした後、ヒバリのピアノとCさんのカスタネットでコラボレーションする「アベマリア」の演奏スタイルを考えながら打ち合わせし、
「うん、こんな感じでやろう!」と決めた その時です。

Cさんが、「ネットでこれ買いました♪」と見せてくれたのは、小さな『フィンガーシンバル』の4枚セット。

先週の練習のときに、Cさんが「こんなシンバルがほしいんだけど、名前がわからないし、どこで売ってるか・・・?」と言っていたので、
「ネットで検索してみたらいいんじゃない?海外の商品でも、簡単に買えるよ」と言ってみたのですが、Cさんはその日に帰ってすぐに、検索→購入できた、とのことでした。
音を出してもらったら、すごーく響く、きれいな音!
もう練習は終わってたんだけど、「せっかくだから、これでもうひとつ、なんかやろう♪f\(^O^)/\(^O^)/」
ということになり、さっそくもう1曲、二人とも即興で演奏してみた!
わーい、すごくいいのができたよ!!

ということで、クリスマスには、これもやることに決めました。

何の曲をやるかは、当日のお楽しみってことで・・・(^_-)

キノパパ練習UP

2008年12月06日 | レッスン日記(小中高生)
14日(日)のクリスマスコンサートまで、今日が最後のレッスン日のキノパパ。

最初から、めいっぱい本番の気分で(緊張の極みで)弾き始めました。
見ているこちらも、手に汗握る緊張が張りつめます。
途中、突如予期せぬミスが起こったり、暗譜がふととぎれたりと、山あり谷ありスリル満点・・・
とはいえ、キノパパの演奏は 客観的に見て大変すばらしい完成度なのです。
細部まで気を配った音色、柔軟に流れる手の運び。
それはもう、心を込めて一生懸命に練習してきた、努力のたまもの。

弾き終わって、
「ヤバいですよね・・・いつも間違えたことのない所で間違えるなんて・・・」
と がっくりしているキノパパに、私は言いました。
「完璧な演奏なんて、できる人はほとんどいませんよ。『完璧じゃなきゃダメなんだ』と思わないこと。何があっても、動揺せずにその都度、最善の対処ができる胆力と経験です。大切なのは、自分自身が、『私はこの曲が大好きだから弾きます。こんなに素敵な曲ですよ』っていう気持ちで、心から楽しんで弾くこと。いつも通り、楽しんで弾けば、必ず聴いている人に伝わります」
「そうですよね、楽しんで弾けばいいんですよね」
キノパパの表情に、勇気と決意が表れました。そして、「がんばります」と力強い言葉を残して帰っていきました。
きっと本番は、プレッシャーにうち勝ってくれるに違いありません!
私なんか、自慢じゃないが いつだって「胆力・経験・当意即妙」で乗り切ってるんだから!

おねえさま練習UP

2008年12月05日 | レッスン日記(小中高生)
チャティークリスマスコンサートの華、「すてきなおねえさまたちのコーラス」2度目の練習を、下北沢のスタジオNOAHで行いました。

今日は、前回みんなで買った衣装を持ち寄り、「衣装付き通し稽古」をやってみるのです。
軽く練習をして、恒例の「おやつタイム」のあと、持ち寄った衣装を着けてみることに。
色とりどりのストールやコサージュを、どう着けるかで ああでもないこうでもないと、キャピキャピ華やぎます。

ようやくストールの巻き方も決まり、コサージュの位置も決まって、5人そろって鏡の前に並んだおねえさまたちは、まるで少女みたいにカワイイ。

ステージへ登場するリハーサルから、メンバー紹介でのご挨拶、そして歌と退場、そこまでを通して練習します。
歌詞を忘れてシーンとなったり、「もっとにっこり!」「リラックスして!」「リズムに乗って!」などとヒバリのツッコミが入ったりしながら練習していくうち、明るく華やいだ楽しいステージができるようになりました。

これでおねえさまたちのリハはUP。あとは本番です。お疲れさまでした。
「ねえ、当日、ちょっと早く来て、自主練習しましょうよ」
おねえさまたちは、なんと当日も、自分たちだけで1時間練習しようと、スタジオを予約して帰りました。
見上げた優等生のおねえさまたちです。

夜になって、おねえさまの一人から来たメールによると、
「練習の時録音したMD聞いてみたら、キャッキャッ笑ってばっかりの声が入ってた」とのことでした (^○^)

本のはじめから全部弾いてみた

2008年12月04日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4)
「クリスマス曲集」の中の「もろびとこぞりて」を仕上げました。
よく練習してきたと見えて、先週あやふやだった左手と右手のリズムの合わせ方も、危なげなく弾くことができ、指のタッチも非常にしっかりできています。
「つぎは何の曲やろうかな?」と先生が言うと、
「しばらくやってないから、こっちの『ひいてうたって』の本を久しぶりに弾いてみる。そうだ、はじめから弾いてみようかなあ」
と、レギュラーテキスト「ひいてうたって2」を出してきました。
最初のページから、全部の曲を どんどん弾いていきます。
もう すでに終わった曲とはいえ、最初の方などはとっくに忘れているはず。
なのにM2ちゃんは、驚くような正確さで、次々と両手で弾いていくのです。
「これ、覚えてて弾いてるんじゃないよね?今、音符読みながら弾いてるよね」
「うん、そうだよ。今、読みながら弾いてる」
というM2ちゃん。
すばらしい読譜力、そしてピアノ演奏力。
今日は思いがけず、M2ちゃんが1年間のレッスンを経て これほどの基礎力を身につけてたんだ、という成果を目の当たりにすることができ、とてもとても嬉しく思いました。

続いてKちゃん(小6)が来ました。
Kちゃんはエレクトーンです。
「あのね、この間ヒマだったから、これ初めから、全部ひいてみたの」
「全部って、本全部ってこと?!」
「うん、知らない曲はあんまりだったけど、一応全部弾けたよ」
す、すごいぞKちゃん! あの「練習やらない」Kちゃんが、自分から全部の曲を弾いてみたとは・・・信じられない!

「どれどれ、かたっぱしから弾いてみて!」
Kちゃんは、最初から弾いていきました。
サンタクロースがやってくる、ママがサンタにキッスした、あわてんぼうのサンタクロース、神のみこは・・・・
どれもハ長調で書かれているので、弾きやすくはありますが、今までに習ったコードをきちんと覚えていないと、弾くことはできません。それに加えて、クリスマスソングにはたくさんの「代理コード」というものが使われていて、いくらハ長調でも いろんなコードを弾かなければならないのです。
「Kちゃん!ずいぶんたくさんコード覚えたね。いい? C、G7、F、Fm、Dm、D7、Em、E7、Am、A7、B7・・・これだけのコードが、Kちゃんは使えるってことだよ」
「うん、そうだね」
Kちゃんはにっこりしました。
これだけたくさんの曲を、一気に弾いたら、なんか一気に、なんでも弾けちゃうエレクトーンの達人になったみたいに 貫禄がつきました。

今日来た二人が、偶然二人とも「本の全部弾き」をしてくれました。
そしてその結果、二人ともすごい実力を見せてくれました。
それだけでもすごく嬉しいけど、今日の「全部弾き」が、先生や大人から言われてではなく、M2ちゃん・Kちゃんが 自分から楽しんでやってみた、ということが、もっと嬉しいことでした。






ひいらぎかざろう~6ヶ月の脱皮

2008年12月02日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4)
ヒバリ教室に来て、ちょうど半年たったM3ちゃん。

先月あげた「クリスマス曲集」から、今日は「ひいらぎかざろう」を弾いてきました。
なんと!びっくりするような軽快なテンポ、きれいなメロディー、そしてあざやかにきざむ左手の軽い連打!!!
この前までとは別人のような演奏だ!
「すごい!すばらしい!上手!」パチパチパチ。万雷の拍手。・・・って先生だけだけど。
弾き終わったM3ちゃんは、すこしはにかんだような顔で
「いっぱい練習した」と言いました。
いつも先生から呼ばれている『壊し屋M3』とか『おふざけM3』とは まさに別人だ。
ほーら、やっぱり思ったとおり。
M3ちゃん、ほんとはピアノがこんなに上手なんだ。
大きな大きなグルグルハナマルをもらって、金色のシールも貼ってもらって、
「さあ、こんなに上手なM3ちゃんには、次は何を弾いてもらおうかな」
と 先生が本を開いて見ていると、M3ちゃんは
「あのう、弾いてみたい曲があるの・・・」
と しおらしく言いました。
「この曲・・・」
とM3ちゃんが開いたのは、「アメージング・グレイス」でした。
美しい賛美歌です。
「弾いてみた?」
「右手なら、ちょっとやってみた」
と、今日はどこまでも優等生のM3ちゃんです。
右手のメロディーを一通り弾いてみたM3ちゃんは言いました。
「先生、弾いてみて。両手で弾くとどんなのか、聴きたい」
おお、ますます優等生&前向きな学習態度のM3ちゃんだ。
先生は、とても美しくペダルを使ったりして弾いてあげてから、「やってごらん」と M3ちゃんにピアノの椅子を譲りました。「できるから。ペダルも使ってね」
M3ちゃんは弾きました。
右手できれいなメロディーを弾いて。左手でアルペジオ伴奏をして。足でペダルもつけて。
なんというみごとな脱皮でしょう。
今までに先生がつけた、『壊し屋M3』『ふざけ屋M3』『食いしん坊M3』などのアダ名は すべて払拭されるような、たおやかでしおらしいM3ちゃんが そこにいたのであった。

この間のRくんも ちょうど入門から6ヶ月たった時の『点火』であった。
今日のM3ちゃんも、また6ヶ月たっての『脱皮』でした。

6ヶ月というのは、何かの努力が効果をもたらし始める、その最初の扉が開き始める時であるのかもしれません。

もみの木

2008年12月02日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4)
本が好きで、レッスン室に入ると、本棚の本(今は『鎌倉ものがたり』に夢中)に読みふけっています。
今日は自分で持ってきた本を読んでいました。
「はい、Mちゃんの番だよ。早く!」
と、何度もせかさないと、本から目が上げられません。

こんなMちゃんですが、音楽も大好きで、心の中にとても美しいセンスを持っているのが感じられます。
今日弾いたのは、クリスマス曲集の「もみの木」でした。
メロディーの雰囲気、リズムのノリを とても巧みにキャッチして自分の中に取り込んでいます。
自分では はっきりとは自覚していないのだろうけど、曲の構成や表現を的確に早くつかんでいるので、譜読みがあいまいでも(?)見事に曲を表現できるのはありがたい資質です。
今に、この早熟ともいえる感性に知覚年齢が追いついたとき、彼女の音楽が揺るぎない確実性を高めるのではないかと期待しています。

荒野のはてに

2008年12月02日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小3)
賛美歌の「グローリア」、「荒野のはてに」を弾きました。
いつもながら、彼女のピアノは しっかりした実力が身についています。
新しい曲でも、毎週1回で完成させていけるのはさすがです。
「来週は どれを宿題にしようかなあ・・・この『神のみ子はこよいしも』と『もみの木』と2つ、やってきて。もう1曲ぐらいできる?」
「うう~ん・・・どうかなあ・・・」
「2曲で遠慮しとく?」
「うん、そうする」
Y子ちゃんなら、2曲や3曲、ちゃーんとできると思うんだ。

「バーナム」を使ってのテクニック練習、指もずいぶん動くようになり、また大きく広がるようにもなっています。
今は「バーナム2」緑の本なので、音符の範囲も広くなってきていますが、それも無理なく身についてきているように思います。
何より、ピアノを楽しんで練習しているのが一番すてきだなあと思います。

2年目の中堅

2008年12月02日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小3)
先週、「クリスマス曲集」の中から自分で決めた曲、「うれしいクリスマス」を弾いてきました。
「知らない曲だけど、簡単そうだから」と選んだ曲、「右手なら完璧に弾けるよ!」と自信ありの表情。
ほんとに力強く、自信をもって弾けています。
左手だって、きちんと楽譜を読んで丁寧に弾いているのです。
「両手で大丈夫じゃない!やってごらんよ」先生の応援と太鼓判に励まされ、がんばって両手で弾きおおせたTくん。
「やった!」という笑顔がこぼれます。
「すごい!すごいね!今日初めてなのに、先生に教わらずに一人でちゃんとやれたんだね」
先生は大絶賛、グルグルハナマルをつけて、シールも貼ってあげました。

Tちゃんと同様、Tくんも、今日は「中堅どころ」の貫禄を充分感じさせてくれました。
「オレって、今2年目なのか~」レッスン後に 感慨にふけってる様子のTくんに、先生も共感です。
「ほんとだ、2年目だよ・・・そうか~・・・まだ2年目なんだね」
まだ2年目、されど2年目。
Tくんは入門した時点ですでに2年生になっていた上に、年齢に比較しても利発な子なので、今ではいちいち何から何まで教えなくても、パッと察して反応してくれるまでになりました。
先生としては、ずいぶん楽になり、軌道に乗ったという心地よさを実感しています。
これからいよいよ、歯ごたえのあるピアノへと進んでいけることを楽しみにしています。

好きな曲で

2008年12月02日 | レッスン日記(小中高生)
今日は格別寒いです。

Tちゃん(小1)
クリスマス曲集の「小さな世界」、これはレベルに応じてのテキストではないので、1年生のTちゃんには未経験の、オクターブレベルでの分散和音などが平気で出てきます。
でもTちゃんは、知ってる曲というのもあるし、読める音ではあるし、特に驚きもせず、普通にちゃんとオクターブ範囲の分散を弾いてしまっています。
弾けば弾けるもんです。
こうした、「知ってる曲」「好きな曲」を使って、ちょっと上のレベルへ背伸びするのは、とてもいい効果を上げるもの。
来週は、この曲を仕上げてくることにしました。
Tちゃん、ほんとにしっかりしてきました。
もう「初心者」でも「小さい子」でもありません。
それにね、来週のレッスンに来たときは、お誕生日を迎えて7才になってるはずなんですから。
れっきとした『中堅ピアニスト』なんです♪

カスタネット&ピアノコラボ

2008年12月01日 | いろんな楽器
若い友人のCさんが、下北沢のヒバリ教室を訪れました。
2週間後に開く「チャティークリスマスコンサート」に出演するため、練習にきたのです。

実はCさんは、スペイン舞踊の舞踊家で先生でもあるのですが、今回は「アマチュアピアニスト」としての謙虚な出演です。(^_^)

「ショパンのノクターン」を軽くレッスンした後、もう一つ こちらは「スペイン舞踊家」としての顔で、ヒバリのピアノと一緒に カスタネット演奏で、何か美しいクラシック曲のコラボをしよう、ということにしました。

彼女の好みは 情熱的なリスト、とのことですが、手のチビッコなヒバリがリストを素敵に弾くためには、期間をかけて あれこれと裏技や仕掛けを網羅すべく周到な準備の網を張り巡らさないと、譜面通り弾いたのではしょぼくなってしまいます。
今からじゃとても無理! だって他の練習で手一杯だもん。

「リスト~♪ リスト~♪」と念仏のように歌っている彼女の横で、ヒバリは真剣に楽譜を繰り、「これはどう?」と決めたのがシューベルトの「アヴェ・マリア」です。

クリスマスコンサートにぴったりな、そして夢のように美しいシューベルトの「アヴェ・マリア」は、Cさんもヒバリも大好きな曲です。
今回は、その「アヴェ・マリア」を、Cさん好みの「リスト風情熱的スタイル」で弾くことで、彼女との合意が成り立ちました。ホッ (^o^;)

本番楽しみだ~♪