自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

白菊と訪花昆虫(7)

2012-12-03 | 昆虫と花

昼間白菊の花で吸蜜活動に勤しんでいた昆虫たちは,陽が傾きかけると,途端に活動をやめてそそくさと消え始めます。その様子が,ほんとうにスゴイのです。変温動物の典型だナアと驚くほどです。

たぶん,それぞれに気温の変化の影響を受けにくいところで一夜を過ごすのでしょう。

それで,キクの花の周辺にはいないのか,ちょっと気になって探してみました。すると,間もなくして見つかりました。はじめに目にしたのがツマグロキンバエです。傾いた茎から水平方向に突き出した葉にのっていました。

そっと近寄って写真に撮りました。フラッシュの光で目覚めたのか,数枚撮ったとき,カメラから遠ざかるように少しだけ移動しました。身の危険を感じたのでしょう。しかし,飛ぶまでには至りません。昼光性の昆虫であっても,夜ぼんやりとでも目覚めれば,光と影がつくる環世界の動きをちゃんと感知しているのです。

他にもいないかと思って探しました。今度は花弁の端でじっとしているツナグロキンバエが見つかりました。 

他の花弁でも,別のハエの仲間がいました。 小さなハエなので,見落としそうです。

もっといないか,探しました。うれしいことにいました,いました。今度は葉の上でキゴシハナアブが休んでいました。昼間はどっさり訪れていたアブです。

昼間の活動ぶりを物語る姿をしていました。からだ中,花粉だらけです。この位置に落ち着くまでに動いたと見えて,葉には花粉がこぼれ落ちています。

 

気になってことはとりあえず確認してみる,このことはわたし流の観察のポイントであってきました。これからもある程度の納得を重ねつつ,そのまた向こう側にあるふしぎについて思いを巡らせていきたいと思っています。