自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

澄み渡った冬空のもとで

2012-12-04 | 日記

12月3日(月)。快晴。頭上には見事な空が広がり,冬とは思えない穏やかな暖かい一日でした。

昼休み,ウォーキングをしている道端でオオイヌノフグリがあちこち咲いているのが目にとまりました。昆虫が来ていないか見ていくと,たった一つにだけハエが! 

ヨメナの花が萎れかかっていました。そこにツマグロキンバエが訪れていました。名残りの蜜を吸っているのでしょう。 

セイヨウタンポポの花にも来ていました。道端では,冬季,地表近くに咲きます。他の植物との光とり競争をすることもないし,接地気温も比較的安定しているし,……。

道の傍にある畑でタネツケバナを思わせる花が咲いていました。しかし,タネツケバナは開花期が春なので,同定はできません。その花にとまっていたのがキタヒメヒラタアブ。この虫らしく,からだを逆さに向けて蜜を吸っていました。貴重な蜜源のようです。 

間もなく,ほとんどの昆虫が姿を消します。花も減ります。しかし,敢えて冬に咲く花もあります。送受粉を虫に頼る花が咲くのは,数は少なくても,まちがいなく虫がいることを前提にしているからでしょう。そうだとすれば,いったいどんな虫が訪れるのでしょう。そこに注目しておくのも冬のたのしみです。