自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その185)

2012-12-11 | ジャコウアゲハ

連日,寒い日が続いています。雪が降ったり,霜柱ができたり。放射冷却現象とやらが大きく関係していて,最低気温は氷点下ばかり。といっても,雪国に比べると序の口といったところでしょうか。

わたしの住む地域の,近頃の最低気温は以下のとおりです。

  • 12月 4日(火) -1.2℃
  • 12月 5日(水) -1.9℃
  • 12月 6日(木) -2.6℃
  • 12月 7日(金) -4.0℃
  • 12月 8日(土) -2.1℃
  • 12月 9日(日) -2.5℃
  • 12月10日(月) -3.6℃
  • 12月11日(火) -4.5℃

これらの数値は日毎の平年値と比べると,およそ3.0~6.0℃低くなっています。この調子が続くと,何だか今冬はとくべつに寒くなりそうな予感がします。

参考までに,観測史上の日最低気温を調べました。それによると-8.6℃(2012年2月3日)ということです。

この寒さを,蛹はじっと耐えています(下写真は12月11日午後9時撮影)。体内での変化はミクロの目をもって見届けない限り,まずないものと思われます。凍ることはないのでしょうか。凍るのは生命が生存するうえで致命的な事態です。たぶんですが,相当な低温でも凍らないしくみが整っていると考えるのが順当でしょう。だって,もっと寒い冬だってちゃんと生き抜いて来ているのですから。

そうなら,最低気温が何度ぐらいまでなら耐えることができるのでしょうか。そして,低温に耐えるしくみはどうなっているのか,わたしはとても知りたいですね。ジャコウアゲハの生態にかかわる事実をもっともっと突き止めたいなと願っています。