ごく小さな虫がタンポポの花に付いていました。体長が5mmほどに見えました。体色は茶褐色です。
口吻が胸下におさまっている様子を見ると,カメムシじゃないかなと思えました。カメムシだとすれば,花で何をしているのでしょうか。たぶん汁を吸っていると思うのですが,わざわざ花の汁とはおもしろい話です。
帰って調べたのですが,同定には至りませんでした。もしかすると,ヒゲナガカメムシかもしれません。
口吻がはっきり確認できます。
小さな虫にも,からだの構造がみごとに整っています。頭・胸・腹の区分,行儀よく並んだ体節。それに複眼だって,からだ中の複雑な凹凸だって,一面に生え揃った毛だって。 虫の大きさと蕊の大きさを比べると,ふしぎが広がっていきます。