自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

タンポポを訪れた昆虫(その19)

2013-05-08 | 昆虫と花

ごく小さな虫がタンポポの花に付いていました。体長が5mmほどに見えました。体色は茶褐色です。

口吻が胸下におさまっている様子を見ると,カメムシじゃないかなと思えました。カメムシだとすれば,花で何をしているのでしょうか。たぶん汁を吸っていると思うのですが,わざわざ花の汁とはおもしろい話です。 

帰って調べたのですが,同定には至りませんでした。もしかすると,ヒゲナガカメムシかもしれません。 

口吻がはっきり確認できます。 

小さな虫にも,からだの構造がみごとに整っています。頭・胸・腹の区分,行儀よく並んだ体節。それに複眼だって,からだ中の複雑な凹凸だって,一面に生え揃った毛だって。 虫の大きさと蕊の大きさを比べると,ふしぎが広がっていきます。

 


ジャコウアゲハ観察記(その206)

2013-05-08 | ジャコウアゲハ

5月4日(土),朝。 植木鉢に植えたウマノスズクサを確認。すると,産み付けられた卵が認められました。今春,初めてです。

葉の裏に1個,あるいは複数個あるもの,さらには葉の表側にある卵もありました。 

拡大して撮影しました。 

午前10時ごろになると,アゲハが飛来しました。そうして,食草を見つけるとさっそく産卵行動に移りました。 

例の,前肢の感覚毛が巧みにはたらいているのです。そう思いながら観察していると,「なるほどなあ」と思えてくる風景が繰り返されます。 

アゲハは多いときで,4頭やって来ました。庭が一気ににぎやかになりました。アゲハにとっては,春本番なのです。