自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その210)

2013-05-12 | ジャコウアゲハ

産卵している個体を見ていてびっくりしたことがあります。それはからだの花粉がいっぱい付着していたのです。こんな光景を見たのは初めてです。

いったい何の花の花粉やら。いったいどこで付いたものやら。これだけの花粉がある花は,ちょっと見当がつきません。

同じ日,庭のツツジで吸蜜している個体を見かけました。ツツジの蜜を吸う光景を見たのは久し振りだったので,大急ぎで近づいて写真を撮りました。

もしかすると,花粉まみれの個体もまたツツジの花を訪れているうちにこんなふうになったのかもしれません。産卵することも一大事,蜜を吸うこともいのちを保つための行動としてとても重要。 

赤いツツジにも。

白いツツジにも。

観察を続けていると,新しい事実が次々と見えてきます。

 


鉄橋の見える風景

2013-05-12 | 旅行

新聞の一面にJR山陰本線余部鉄橋の記事が掲載されていました。遊覧船に乗って海から見たことはあるのですが,近くに行ったことはありませんでした。それで,先日家族で出かけることにしました。

鉄骨が剥きだしになった古い鉄橋は,あまりにも有名なのですが,以前列車転落の大事故があって,危険防止対策で新しい鉄橋に架け替えられました。その際,古いものを一部整備して展望施設として残されたのです。新聞記事では,県が5億5000万円をかけたとか。

その鉄橋は『空の駅』 と呼ばれているのだそうです。 

ちょうど脇に,新しい鉄橋が造られています。トンネルは元のものを利用しているので,列車はカーブを描いてトンネルに入るようになっています。

『空の駅』 の端は,古い線路が切られたかたちになっています。もちろん柵があるので,そこには行けません。

駅からの眺めはパノラマ風景です。高さ40m。甍が並びます。日本海がすぐ傍に広がっています。そして港には漁船が浮かんで……。ここは昔風にいえば,漁村なのです。 

特急列車が通り過ぎてゆきます。 

裏手の山に登って,列車を待ちます。そうして,雄大な自然と鉄橋をカメラに収めます。静かな時間が流れてゆきました。

快晴の旅はいいものです。ちょっとした旅にも,,ずしーんとこころに残る感動があります。

(注)記事中の写真は,すべて魚露目8号で撮影しました。 解像度を捨て,構図をたのしむのにもってこいのレンズです。