自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

レモンにアゲハの幼虫(4)

2013-05-19 | アゲハ(ナミアゲハ)

早朝のこと。アゲハの幼虫が,前の日にいた元の場所に戻ってじっとしていました。そこがよ余程お気に入りなのかなと感じたのでした。それで,とにかく写真を撮っておこうと思って,写したのが下のものです。 

12時間後の夕方。たまたま見たのでしたが,脱皮して終齢幼虫になっていたのです。驚いたことに,他の二匹もまた同じように脱皮していました。それぞれに殻を食べたらしく,そこには見当たりませんでした。葉とピッタリ似通った色合いです。糞の色から,鮮やかな緑色に大変身です。

 じっとしているので,急いでアップ写真を撮りました。離れたところからは,黒い大きな目をもった虫がいるという感じです。この黒い紋様はただの威嚇のためのデザインらしいです。これを見た鳥が,一瞬ギョッとするとか。それがほんとうなら,弱い昆虫の防御作戦として先祖から受け継いできている策なのです。

真の複眼は顎の上にあります。複眼が丸く弧を描いて並んでいます。 

肢はどうでしょうか。からだの大きさに比べると,か弱く見えます。しかし尖り具合,引っ掛かり具合が想像できるかたちです。

腹脚を見ると,吸盤上の大きなものが4対勢揃いです。3対の肢を助ける頼もしさが伝わってきます。通ったあとには,絹糸が付いています。 

節ごとに気門があります。このお蔭で生命が維持されています。鮮やかな色が際立ちます。自然のふしぎがたくさん詰まっています。 

 


ジャコウアゲハ観察記(その216)

2013-05-19 | ジャコウアゲハ

支柱にしたタケや,素焼きの植木鉢に卵を産み付ける,そんなことがなぜ起こるのか,考えてみればふしぎです。そうではあっても,食草以外のそのポイントがアゲハに産卵誘発材料となる情報を発したはずです。

タケや植木鉢の表面に,食草と同じように感覚毛を刺激する物質があったとは思われません。しかし,周りは,わたしの鼻でも感じとれるぐらい匂いのする空間なのです。すると,タケや鉢にその匂いが付着して,葉とは間違われることがないとも限りません。 

そんな光景を,まったく幸運にも目撃できました。さらに,写真に収めることができたのです。

アゲハは産卵場所を探しているうちに,タケにとまり産卵しそうになりました。 実際,産卵の姿勢に移ったのです。大慌てで,写真を撮りました。産み付けた箇所は,タケの皮でした。

この日の観察をとおして,これまでに見ていたタケに産み付けられた卵のことがすこしわかってきました。偶然ここに産み付けられたというわけではなく,何らかの訳があって確かにこの場所に産み付けられたという事情が存在するのです。

事実を観察するというのはスゴイことです。論より証拠,でしょう。