早朝のこと。アゲハの幼虫が,前の日にいた元の場所に戻ってじっとしていました。そこがよ余程お気に入りなのかなと感じたのでした。それで,とにかく写真を撮っておこうと思って,写したのが下のものです。
12時間後の夕方。たまたま見たのでしたが,脱皮して終齢幼虫になっていたのです。驚いたことに,他の二匹もまた同じように脱皮していました。それぞれに殻を食べたらしく,そこには見当たりませんでした。葉とピッタリ似通った色合いです。糞の色から,鮮やかな緑色に大変身です。
じっとしているので,急いでアップ写真を撮りました。離れたところからは,黒い大きな目をもった虫がいるという感じです。この黒い紋様はただの威嚇のためのデザインらしいです。これを見た鳥が,一瞬ギョッとするとか。それがほんとうなら,弱い昆虫の防御作戦として先祖から受け継いできている策なのです。
真の複眼は顎の上にあります。複眼が丸く弧を描いて並んでいます。
肢はどうでしょうか。からだの大きさに比べると,か弱く見えます。しかし尖り具合,引っ掛かり具合が想像できるかたちです。
腹脚を見ると,吸盤上の大きなものが4対勢揃いです。3対の肢を助ける頼もしさが伝わってきます。通ったあとには,絹糸が付いています。
節ごとに気門があります。このお蔭で生命が維持されています。鮮やかな色が際立ちます。自然のふしぎがたくさん詰まっています。