自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

❜17 春,虫の目写真(2)

2017-04-04 | 生物

撮影地は集落内。ジャコウアゲハの棲息地近くの畑でフキノトウを見かけました。フキノトウは向こうの方にも点々と。もうすっかり伸び切っています。ハナアブでも来てよさそうなのに,撮影中は見かけませんでした。 

 
すぐ傍に,ツクシがいっぱい。この様子を撮りたくて,腹這いになりました。胞子嚢がにょきっと青空に突き出ている姿も入れたいと思ったのです。なんとか2本だけ入りました。撮影時のわたしのこの格好,もう村の人たちには公認されているようなのでへっちゃらです。

 
サクラの幹にあるジャコウアゲハの蛹は,あとひと月もすれば羽化するでしょう。体内ではその準備が進んでいます。


道端のシロバナタンポポが大きく開いています。葉は冬と比べるとすこし上向きになっています。日差しを感じているのです。水分を地中からしっかり吸い上げ,光合成を開始したようです。

 

  
市街地に移動。川べりでハナモモの花を見かけました。町並みと清流が枝に挟まれ,サンドイッチ。柔らかな春のやさしさが伝わってきました。