自動車を運転していると,道路脇にわぁーっと枝を広げたハナモモの木が目に飛び込んできました。思わず後戻りをして,車から降りて撮影。青空を背に,赤い花がちりちりっと付いていて,なんともやさしい感じ。
木の下は畑で,耕してあって,ホシノヒトミが群落を形成していました。わずかに動くものが入ったのでよく見ると,チョウでした。近づいて確かめると,なんとテングチョウ! この春の初見です。テングチョウが盛んに吸蜜行動をしている最中でした。
チョウは畑から去ろうとせず,花から花へ移動しながら吸蜜を繰り返しました。
ううんと近づいても,平気。意外!
お蔭さまで,じっくり撮影ができました。
体重の重いテングチョウにとまられた花は,ときに首を曲げて耐えているよう。口吻に付着した粉は花粉にちがいありません。送粉に貢献していることでしょう。