自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

❜17 ホッカイコガネ栽培記~真正種子編~(8)

2017-04-08 | ジャガイモ

3月25日(土)。子葉の間から,本葉がたしかに芽を出しました。日に日に大きく育っていくでしょう。

 
地中に伸びる根はずいぶん長くなりました。地中部分は地上の2倍はあるでしょう。根冠部分が見えます。栽培を工夫することで,観察素人にでもふつうは見えない世界がこのように手に取るように見えてきます。

 
そのうちに茎からストロンが伸びて,その先に小さなイモでも付き始めたら……。そう思うと,観察のたのしみが倍増します。 

3月27日(月)。どっさり芽生えました。光とりの競争が始まりました。


本葉が順調に育っています。


今回発芽の様子でふしぎなのは,ポットに植えた昨年度の種子がほとんど発芽していないことです。今回取り上げている発芽写真はすべて平床にばら蒔きした,一昨年採種分のものです。なぜ発芽しなかったのか,まったくわかりません。

地中では,根の先がどんどん深く伸びていきます。深さ20mm! このように根冠部分が見え続けるのは撮影・観察にとっては好条件です。もう一本の芽生えの方はこの根冠部分が見えなくなっています。わずかに土の向こう側に入り込んでいるのです。