アゲハの庭にて。暖かくなって,それとともにジャコウアゲハの羽化が続いています。
陽が高くなってきた頃,庭の花にアゲハがいることに気づきました。花の高さは20cm。まだ舞い上がる気配がありません。風景の鮮やかな色彩が印象的なので,虫の目写真に残すことにしました。
これだけ低ければ,這う態勢になって被写体をとらえなくてはなりません。もちろん,こういう絵にはめったにお目にかかれないので,そうすることに。
視野からからだがはみ出してもよいし,むしろその方が迫真に迫れる気がします。きれいにというよりも,虫の目と一体になったつもり,という目線に立てるのがこの写真のよさです。
光量がじゅうぶんあれば,気難しがり屋のレンズでも色を鮮やかに表現できます。
これなので,這う姿勢はやめられません。