自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

”虫の目”でとらえたツクバネの実生苗

2018-12-05 | 植物

被写体となった主役から見て,周りの環境はどうなんだという視点を提供するのが"虫の目"。

ここは前栽。ツクバネの苗になったつもりで環境を眺めてみると……。広葉樹や石,下草に囲まれて生えています。乾燥しにくいはず。たぶん水分は足りているでしょう。直射日光は当たらず,ちょっと薄暗い感じです。落葉が根元付近を覆います。モミジは宿木です。ツクバネの根はモミジの根に届いているでしょう。

 

根元にサザンカの葉や花弁が積もっています。このツクバネの宿木もまたモミジです。たぶん,くらしよいはず(と思いたくなります)。ただ,地中ではリュウノヒゲとの競争があるでしょうから,今後手助けが必要になるかもしれません。

 

このように見てくると,なんだか物語が生まれて来そう。