自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

春を待つツクシの赤ちゃん

2018-12-09 | 植物

葉ボタンはお正月の風物詩。玄関先に葉ボタンを飾る習わしがまだまだ残ります。田舎ではとくに。

今年,久しぶりにその葉ボタンを実生から育てました。種子をいただいたので栽培することにしたのです。過去,栽培したもののモンシロチョウの被害に遭い,それっきりやめた苦い思い出があります。

今年は最小限度の消毒をすることにして栽培しました。なんとか育って,プランターや鉢に移植。これで我が家の玄関先はなんとか年を越せる風景になりそう。下写真は翌朝撮影したもの。

 

庭で鉢に植えているときのこと。土置き場をスコップで掘り起こしたら,ツクシの赤ちゃんが! からだが緑がかっているので地上に出ていたことは確か。そこはスギナが適当に育っています。庭づくりにとっては厄介な草なのですが,退治することができず放置したまま。やむなしです。

 

別のツクシでは頭(胞子嚢)がはっきり確認できます。

 

ツクシは春を告げる草の一つ。春に備えて夏にはすでに準備が始まっているはず。自然のサイクルはわたしたちの日常感覚を超えています。なんと確かで,頼もしいことか。

せっかくなので鉢に移して観察することにしました。