自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

地域の歳末イベントにボランティアで

2018-12-24 | 日記

居住する地域まちづくり協議会が主催する歳末市が開かれ,協力ボランティアとして参加しました。午前8時集合,9時開店,午後1時閉店。その後後片付けをしました。

準備段階の一コマです。わたしは野菜コーナーを担当しました。

 

開店。お正月用の品が並んだところでは,品定めをする客が絶えませんでした。うれしい限り。 

 

加えてうれしかったのは,久しぶりにお出会いした方があったことです。しばらく話し込みました。高齢の方が元気で暮らしていらっしゃるのは,ほんとうにうれしいですね。 

地域にお役に立てるときはすこしでも参加しなくてはと,いつも感じています。ところがなかなかできないのが悩みの種。今日はなんとか合格ラインに達したかな。

おしまいに花の話題を一つ。会場の脇にある畑でもうロウバイが咲いていました。こころがポッと明るくなりました。我が家のものとは品種が異なるのでしょう。冬至が過ぎ,春が確実に近づいています。 

 

 


全国高校駅伝応援で都大路へ

2018-12-23 | 日記

今日は全国高校駅伝が京都で行われました。地元の高校が県代表(男子の部)で出場するということで,応援バスが出ました。わたしは同乗させていただいて,家族で応援に行って来ました。向こうでは,毎年のようにご一緒させていただく知人グループ4人に合流。

今日は冬とはいえ,例年になく暖かい日になりました。なんだか,ポカポカしていたような。帰ってからアメダス記録を調べると(午後6時現在),最低気温7.0℃,最高気温14.8℃でした。やっぱり暖かかったのです。

わたしたちは移動しながら応援しました。まず一区から二区への中継地点で。中継用のテレビカメラや,報道関係者のカメラがたくさん。

 

 

次走者のウォーミングアップが始まりました。彼らの胸の内の程はどうなのでしょうか。声援を受けて都大路を疾走する気持ちは?

 

地元高校の選手がタスキを受けて,走り始めました。沿道から声が飛びます。

 

それを見届けて,折り返し地点の国際会議場前へ地下鉄で移動。比叡山は雪化粧をしていません。それだけ今冬は,今のところ暖かめなのです。 

 

地元選手は順位からいえばまあまあというところ。懸命に走っているのですから,余計なコメントは無用です。通過を見届けて地下鉄,阪急電車を乗り継いて,ゴールの西京極陸上競技場に移りました。地下鉄なんか,駅伝ファンでぎゅうぎゅう詰めでムンムンの熱気でした。

 

競技場で,ゴールをしっかり目に刻みました。頑張っていましたよ。

 

「テレビなら全コースをゆっくり観られるのに」という見方がありますが,実際を目の当たりにすると迫力とか臨場感とかが伝わって来ます。今日は応援に出かけてよかったー! ご一緒いただいた4人の皆様のお陰で,じつにたのしく行動できました。「一年後もご一緒できますように」とお伝えして別れました。感謝,感謝。 

 


どうやら,この卵はヤマトシジミ(5)

2018-12-22 | 昆虫

 12月19日(水)。卵を観察するために採取しておいた果実を確認。孵化兆候のある卵はなし。そんな中,二日前にキイロタマゴバチを撮影した卵に,まだキイロタマゴバチがいました。なんとも辛抱強い!

 

コンデジの接写能力を最大限生かして撮ってみました。もうこれ以上は無理です。体長1mmの世界が見えます。そこには頭部・胸部・腹部が明瞭にあって,触角も複眼も単眼も確認できます。脚も翅も!

 

過去に観察したアゲハや,正体不明の卵で同様の産卵行動を撮影したことがあります。そのときは,小さな世界のふしぎ程度にしかみていませんでしたが,調べると,イネの害虫の天敵とか。イネに産み付けられたズイムシ類の卵に産卵する習性があって,その行動が農業研究者には益虫とされているらしいのです。年に7回以上発生を繰り返すそうで,これはもう大したもの。

ところが,農薬の種類によっては害虫ばかりか,この黄色タマゴバチまでもが死滅する恐れがあるので,研究者にとって害虫退治はなかなかたいへんなようです。

わたしがおどろいてしまうのは,今の気温で元気に生きているということ。大した適応力の持ち主です。

 


どうやら,この卵はヤマトシジミ(4)

2018-12-21 | 昆虫

12月17日(月)。二つめの発見について記事にしましょう。

卵を見ていくうちに目にとまったのが,なんと寄生バチのキイロタマゴバチ。卵を産み付けているのです。寒くなっても,活動していることにびっくり。

 

直径1mmにも満たない卵に,極小のハチ。複眼を構成する個眼も見えます。まさにいのちの小宇宙です。 

 

 

別の実でも見つかりました。

 

卵から離れようとしません。執着心がありあり窺えます。 

 

卵の上で向きを変えます。少々実が揺すれても平気です。この実を採取して接写するとき,手から落下。「しまったー!」と思って見てみると,ハチは卵に付いたまま。これにもびっくりしました。

 

 


どうやら,この卵はヤマトシジミ(3)

2018-12-20 | 昆虫

12月17日(月)。霜にやられたかなと思っていましたが,意外にも,近くに生えたノボロギクとちがって元気そう。

 

まことにふしぎ。この日,二つの発見あり。今回はそのうちの一つを取り上げ,残りについては次回に回します。

卵は無事なよう。

 

なんとなく黒っぽい影が見える感じがするものもあります。

 

びっくり発見の一つ。卵をルーペで見ているうちに,穴が開いたものが複数見つかりました。幼虫が出たにしては,穴が小さそう。

 

これも。

 

いったい,どういう事情が生じたのでしょうか。 

 


”虫の目”でとらえた幹~サクラ~

2018-12-19 | 植物

ソメイヨシノ百年,ヤマザクラ三百年。こういわれることがあります。ソメイヨシノの寿命は長くても百年あたりで,ヤマザクラはそれよりずっと長生きするというわけです。これは品種の特性でどうしようもないことです。

山に入ってヤマザクラを見て,「枯れているなあ」「弱っているなあ」と感じることはめったにありません。その点,ソメイヨシノは逆です。春を彩るすてきな花なのに,じつに弱々しいのです。人の手厚い見守り抜きでは育ち切れません。幹に穴が開いたり,樹皮がボロボロ崩れたり。管理にもよるでしょうが,生命力という点から見ると両者には雲泥の差があります。

近くの公園で育つソメイヨシノは軒並み地衣類で覆われ,一目でなんだか気の毒なような。地衣類は寄生植物ではないので寿命には直接関係しないといわれますが,こうした姿はわたしには健康には見えないのです。とくに樹齢がかなりのサクラともなると,貫禄の地衣類といった感もしますが,中には樹皮がめくれ,幹が腐りかけている例も散在します。

 

近寄って一本一本見てみました。「うーん」。

 

樹皮が剥がれた部分が露わになっています。雨が入ってどんどん朽ちていくでしょう。

 

これらの木々が枯れかけるのはそう遠くないでしょう。後継木を植栽しない限り,空白期間ができるのは目に見えています。“ソメイヨシノ百年”が念頭に置かれていそうにありません。こういう例では先見性をもって手を打っていくのがよさそう。 

 


師走の顔見世興行に

2018-12-19 | 日記

12月18日(火),久しぶりに歌舞伎を観に行って来ました。行く先は京都の南座。 

 

四条通りはクリスマスモード。

 

南座は伝統美を醸し出す建築物です。

 

観たのは昼の部。人間国宝や芸術院会員などの,東西の一流役者が出演。人間国宝片岡仁左衛門も! 

 

改装された豪華絢爛な内部。

 

いうまでもなく,内容はすべて申し分なし。芸にいのちをかける人の生き方がいっぱい見える感じがしました。出ると,夜の部を観に来た人でごった返していました。

 

ほんまもんはこころを肥やしてくれます。

 


どうやら,この卵はヤマトシジミ(2)

2018-12-19 | 昆虫

12月15日(土)。早朝。目に見える変化なし。

 

夜露で濡れています。

 

12月16日(日)。朝起きてガラス越しに外を見ると,地表が白っぽく見えました。霜です。もしかすると初霜かも。さっそくヨウシュチョウセンアサガオと卵を見ました。チョウセンアサガオは熱帯性植物なので,たぶん枯れ始めると思われます。枯れなかったら,なんとも適応性に富んだたくましい植物だということになります。

 

卵は氷点下の環境に置かれたのですから,なにか影響があるでしょう。孵化するか,気になります。

 

 

突起の間にある卵を見ると,なんだかヒヤッとします。

 

未熟な実では,霜と卵が同居。

 

突起の間にあれば,すこしは霜害から逃れることができるのかもしれません。

 

結果は果たしてどうなるでしょうか。 

 


タンポポの花とセイヨウミツバチ

2018-12-18 | 昆虫と花

12月にセイヨウミツバチの姿を見かけるのはかなり珍しいこと。セイヨウタンポポの花に頭を突っ込んで,摂食中でした。動きが鈍いのは気温のせいです。

あまりにもゆっくりしているので,別の花を一輪手にしてミツバチのすぐ傍に持って行ってみました。そうすると,この花に移って来たのです。移って来ても,やっぱり摂食に懸命。

 

花の中に頭を入れて,動き回りました。

 

昆虫の活動と気温の相関関係に強いものがあることが窺える観察事例です。

 


どうやら,この卵はヤマトシジミ(1)

2018-12-18 | 昆虫

本記事は12月12日(水)の観察に基づくものです。

昨日の記事に載せたヨウシュチョウセンアサガオの写真を撮ろうと行ったときのこと。近づくとその辺りから舞い上がったのがヤマトシジミのメス。たぶん,ヨウシュチョウセンアサガオにいたのでしょう。

これは果実に産付された卵と,このチョウとを結び付ける重要な目撃話になるのでは?

目で行方を追うと,この空き地から遠ざかろうとしません。一度は上空高く舞い上がったのですが,やっぱり戻って来ました。とまったのがハキダメギク。

 

タネツケバナに移動。

 

翅を大きく広げ,からだを温めている様子。翅は相当に傷んでいます。

 

さらに近くのサザンカの花に移動。すぐに吸蜜行動を開始。 

 

 

ヨウシュチョウセンアサガオの近くに戻って来ると,またハキダメギクの別の株に舞い降りました。 

 

やはりヨウシュチョウセンアサガオに未練があるようで,根元に降りました。そこにはこの株の枯れ葉があり,その上に降りたのです。

 

 

果実に行かないかなあと思いながら見ていました。しかし,産卵行動には移りませんでした。さて,この日の目撃がどのような結論につながるでしょうか。