入ってすぐのところのIBCのブース。ここに飾ってあるユリは魚沼ほりのうち産と津南産。
つまり、我々の出展と言えなくもない。
隣りが新潟県球根農協の出展なので、なんだか身内的。
アレンジ講習をやっていたけれど、、、こんな風に葉をドバァーと落されると、、、、、むかつく。
我々農家は葉をきれいにしておくのにどれだけ努力していると思っているか、知っているだろうか。
今年は待ち合わせた人や飾りつけたレンオークメンさんとの話が盛り上がってしまって、また見物時間が、、、、
今回の注目は農家出展。千葉県は多くの出展ブース料を県が負担したとか。さすが。
お会いしたかったマック鈴木さん。話しているうちにやっぱりうきうきしてくる人でした。
驚いたのは、サカタとミヨシが同じブース。
昔は両社ともに結構な額のの取引があった。種も苗もクオリティーが高くなりすぎて我々の物では通用しなくなって、いつしか取引も途絶えてしまった。
若い社員さんと若干話をした程度。
商品としての花はどこまでの進化が必要なのだろうか? 驚きの真空パック。
ぼたんの切り花である。
真空密封2週間。開封4日後に開花。 今やボタンは1年中出荷できるそうだ。
島根県大根島。 300年の歴史あるボタンの産地だ。
ほりのうちの歴史には必ず登場する、「日本で2番目にできた温湯消毒施設、昭和45年」
1番最初にできたのが大根島なのだ。
芍薬、スズラン、ナルコ。当時ほりのうちの主産品に付きまとったネマトーダ。ぼたんの継台も芍薬だ。
歴史ある産地が生き続け、新製品を開発してプロモートに打って出る。何とも感動的な出会いだった。
ポスターを見ると、島根県園芸試験場が強力な開発努力と後押しをしているのがうかがえる。
ほりのうちも温湯消毒場がほぼ最初の補助事業と言っていいだろう。その後も数多くの補助事業のお世話になって今日がある。
補助金体質と言われればそれまでだが、豪雪地での農業は決して強い体質を備えてはいない。
政策とともに産業は生かされ、成長するものではないかなと、、、
島根県も決して人口の増えている状況ではない。もちろん農業だってそんなに楽な条件ではないだろう。
でも、こうして打って出ている。 IFEXを堪能するにはしっかりと出展者側にならなければいけないのかもしれない。
韓国のブース。
品質はまあまあかな。 問題は日本。
どの品目も生産量が6%程度は減少するとの見込みとのこと。
業界はいやおうなしに輸入品に重きを置かなくてはならない。内側からの理由で拒めないのだ。
IFEX(国際フラワーEXPO)といっても、他にガーデンEXPO、エクステリアEXPO、道工具、作業用品EXPO、農業資材EXPOが一緒の開催なのだ。
幕張メッセ内の規模は維持されているものの、その中のIFEXの規模は年々小さくなっている。
市場出展も減って、最後の切り札として出展を募ったのが 「花生産者フェア」
何とも皮肉なようでいて、これが原点だったんじゃないかなと思った。
来年は、なんか、、、考えたいなぁと。
農業資材の方は相変わらず興味深いものが多かったなあ。バットカーじゃないよ、自動芝刈り機だって。
作業服もおしゃれ。 いい背抜きの手袋を見つけたので、ネットで買わなくては。