存在すら知らなかっら広瀬やな。破間川には下倉、島、広瀬と3つの簗があったそうな、でも今はここだけ。
魚の川にも浦佐、堀之内、川口と3つの簗がある。
何処も一昨年の新潟福島豪雨で痛めつけられて存続は苦しいようだ。
簗の楽しみ方は、川風、川音、セミや鳥の声、山や川の景色、ゆっくりと流れる時間、、、
そして川魚料理。 風情を楽しむ心のゆとりも必要だ。
観光協会の寄合でここに来たのだが、花農家なのになぜか観光協会の理事を仰せつかっている。
会議に出たところで役に立てるところは無いのだが他の理事さんとて材木屋さんがいたり大工さんがいたりで本来の観光業の人たちばかりではない。
観光とは光を観ること、魅せること。
地域そのものに輝きを持たせることがその先の観光収入や人が集まることにつながっていくのだ。
このひなびた簗場がなぜ存続できているのか?
昔から地物の魚や山菜だけをお出ししていて固定したファンに支えられているのだそうだ。
事実、川でとれた小ぶりの鮎はたっぷり肉の付いた養殖物の鮎とは比べ物にならないほど身の甘さや独特のスイカのような香りが強くてうまい。
ピンボケだが天然のウナギだ。あまり油は強くなかった。
田舎が生き残っていくにはしっかりした持ち味を保ち続けるかあるいは、なりふり構わず何でもするか、、、
まだまだ捨てたもんではないと思う。
もうすぐ9月、レイクキャリーの2作目が始まった。
1作目は予定より前進出荷でまだ持ち味が発揮できずにボリューム感に欠けていたが今度はしっかりできている。
季節に合わせた品種設定が大事なのだ。
ツボミにある程度の色を付けてから出荷できる季節が来ている。