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     ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

雪化粧

2008年08月30日 | 発信
「雪化粧」という品種名の「かぼちゃ」

昨日はやたらアクセスが多かった。
どうやら関西から来た嫁のブログに父が冬になると 「まんまし」になることが記事になったようだ。
「まんまし」の 「し」は 「師」なのか 「士」なのか、ただの 「する」という意味の 「しぃ」のことなのか?

自分では最後の「しぃ」程度のものと思っているのだが。

ちなみに父の得意料理を紹介すると、「カレー」「シチュー」「肉じゃが」
この3種は途中までは同じ食材と工程でよい。
最後に入れるもので3種類の料理に変わる。

毎年秋に津南でもらう白菜たっぷりの鍋も得意だ。

世間では「鍋」や「カレー」は料理のうちに入らないというが、我が家でそれを言うと食いっぱぐれる。

「手打ちうどん」も得意なのだが最近は体力も気力もなえているのでこの冬は難しいだろう。

サツマイモとかぼちゃの天ぷらも好きなのだ。
そこで芋を作ろうと思ったが保存のリスクを考えるとたまに天ぷらにする芋くらい買った方が良いと言う事になった。

近所のおばあちゃんから 「雪化粧」というかぼちゃは保存が利いて冬中食べられると聞いたので苗を2本買った。
2本買ったのは間違いだった。

春、球根養成をする畑の真ん中に悪い草の塊があった。
ここに球根を植えても草に負けてしまうだろうと、草をよけて球根を植えた。
草より強いであろう「かぼちゃ、雪化粧」をここに植えた。

ちなみにこの草は「ハルサキヤマガラシ」という繁殖旺盛な草で、この地の花の歴史と重なる草なのだ。

昔、浅間山ろくに「すずらん」の株を掘りに行った先駆者たちが株と一緒に持ち帰った草なのだ。
その先駆者たちの畑からは繁殖して行ったので各集落ごとに別の先駆者の名前で呼ばれている。
「長屋」では、初代組合員の名前で呼ばれているし「よー野地」では秋田犬のいるうちの屋号で呼ばれている。
わがでは当たりさわり無く「黄色い草」と呼んでいる。

これも面白い「花の歴史」だ。


球根養成と同じだけ肥料をやっていたところに植えたのでやたらたくさん生っている。
この分では冬中かぼちゃを食う羽目になってしまう。
送るには運賃がかかりそうだし。
関西から来た嫁におすそ分けをしたいのだが、あそこのうちもまめな年寄りがいるのでかぼちゃくらい作っていそうだし、、、
どうしたものか、、、
でかいのが30も40も生っている。


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生き物調査

2008年08月29日 | 家族
畑地帯総合整備事業(土地改良と灌漑の整備)の調査のひとつとして「生き物調査」が子供たちの協力を得て実施された。
現代の優先順位のトップは「環境への配慮」なのだ。

事業実施前の池や田んぼの集排水にはどんな生き物が住んでいるかを調査して、工事後の環境にどう影響したかのデータ収集をするものらしい。
未来の後継者のための事業なのだが、この子達の中の何人かでも農業を受け継いでくれればありがたいのだが、、、

朝は雨、昼は晴れ、そして夕方はまた雨。
昼は暑かったので黄色いスイカを切って食べた。中身は赤。
黄色ズイカではなかった。
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まるばるこうそう

2008年08月27日 | 発信
ひるがお科の「丸葉留紅草」
とても強い帰化植物。道路脇で我が物顔に増え続けている。
異常気象でも強いものは強いのだ。

今朝もピーカン。夏の日差しと気温が戻ってきた。

気温に比例して花も夏のような出荷量だったが、最後の球根植えをした。
今年最初がビビアナで最後もビビアナ。
今植えて11月後半の彩花予定だ。
11月20日を過ぎると季節は完全に冬となる。
それ以降はいつ雪が降ってもおかしくないし、曇天が続いて日射量が少なくなりゆり栽培にはまったく向かないのだ、魚沼は。
その辺で南の産地と交代することが潮時ってことだと思う。

我が家の男たち(父も含む)は全員夏風邪でダウン。
一番若いタクは39度の熱で重症だ。

奥方をはじめ、女たちは早朝からかなりの出荷量をこなした後での植え込み作業。
そしてまた夕方は花切り。
風邪の菌を撒き散らしたアイちゃんは咳をしながら横浜までサザンのコンサートを聴きに行き、すぐに仕事に復帰して週末には富士山に登ると言う。
我が家を見る限りでは人類は男から先に絶滅すると思えるのだ。

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朝の空

2008年08月26日 | 観察

曇天や雨の日が続いたが、久しぶりにまぶしい朝。

こんな日、下界は濃い霧がかかっているだろうが、山の上はピーカンの天気。
春から7作目のカサブランカ。
秋まで15作作るうちのほぼ中間点だ。
この時期彩花の花は生育途中に梅雨時の長雨や急な高温などを経験して育つ。
球根が大きすぎると葉焼けなどの生理障害を起こしやすく、球根が小さいと軟弱になりやすい。
球根の素性や品種選択には気を使う作型だ。
人間にとってきつい気候の時期は植物にとってもきつい時期なのだ。

みんな夏風邪気味でグロッキーなのだが、カサブランカにも積極的に陽を当てて硬く、葉を厚くするようにしているのだが、なかなか、、、

急に天高く秋の空になった。
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臭くないのかすら

2008年08月24日 | ぼやき
まるで梅雨時のように雨の日が続いています。
かえるは嗅覚がないのか屁糞蔓も臭くないようだ。

コルバラも3作目になったらマダラの蕾が少なくて良い品物が出荷されています。
カサブランカは遮光を剥いでいるのに曇天続きなのでなかなか硬さを増してくれない。
出荷量少な目の日曜日。今日は従業員なしで出荷しました。

オリンピックも最終日。
いろいろあったけど早かったような気がする。
自分の評価では、一番の金メダルは400mリレーの銅メダルではなかっただろうか。
これは日本の陸上会にとっては金メダルだったね。朝原選手、おめでとう。
ソフトボールも良かった。

いつもテレビを見ていて思うのだが、スポーツ中継はやっぱりNHKがいい。
民放のスポーツ中継はいらないコメンテーターが邪魔をしているように思う。
特にオリンピックは選手が見たいのだ。
4年に一度の大会にたどり着いた選手が、勝ったときの顔。
負けたときの悔しげな顔。喜び。悲しみ。落胆。怒り。
選手の表情からそれまでの苦労を想像し感情を共有するところにスポーツ観戦の面白みがあるというものだと思う。
まるで的外れのタレントを起用することには疑問を感じる。

あと、個人的な見解だが(ブログなので当たり前だが)あの元テニスプレーヤーをキャスターに起用するのはやめてほしい。
彼の必要以上に力をこめた話し方は滑っていると思う。
男前なのは認めるが。メインキャスタートしては力量不足だ。

スポーツもニュースも「真実」が一番説得力がある。

これから中国は封じ込めてきた問題をどう解決するのか?
オリンピック後の中国経済は?日本への影響は?

少なからず農業へは影響が出てくると思う。
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おみなえし

2008年08月21日 | 発信
ここ数日は、梅雨時以上に雨の多い日が続いた。
晴れると暑くはなるのだが朝晩ははめっきり涼しくなって、おみなえしの黄色い野が浮かび上がって見えるようになった。

おみなえしは「女郎花」と書く。花業界では思い切り訳して「メシ」と呼ぶ。
山にも自生しているが、黄色の「オミナエシ」より白い「オトコエシ」のほうが多い。
オトコエシは「男郎花」と書く。
漢字にすると 違和感ありだね。

植え込みも終わり、カサブランカもここ数日は出荷がない。
ずっと継続出荷の2種類だけで忙しくないなので今年初めての「もつ焼き」をした。
我が家のバイト君たちは平均年齢が若い。約20代が5人もいる。
花火をやっているうちになぜか力比べになった。
男VS女の腕相撲。 結果は、、、

今日も朝から雨。
カサブランカは硬さを増すために日よけをはいでいる。
硬くないとね。

夕方には虹もかかった。 明日は晴れるかな?
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だんごぎく

2008年08月19日 | Weblog
盆に雨が降って以来 「今日から秋!」と、番組が変わるように季節が変わった。
昨日の朝は15度。  寒い。

今年から借りた畑に1列だけ地主さんが出荷しようと思って栽培していた団子菊が満開になっている。
新しい畑は、いわゆる「新床」でスイカもかぼちゃも狂ったように数がなるのだが、実る先から狸の猛攻を受けている。
爺さんも負けずとばかりに工夫して防いでいる。
このぶんだと十五夜までスイカが食べれそうだ。
でもこう涼しくなったのではスイカより「トウマメ」だが、これはカラスの猛攻を受けて瀕死の状態だ。

今日は一転して激しい雨。
雨の中を「有機センター」の安全祈願祭が。
整地の終わった建設用地を見ると、さすがに広い。
このあたりでは学校に次ぐ大きさの建物が建つわけだ。

神主さんが「有機農業と循環型社会のために」と、述べた言葉がすべてを言い尽くしていた。
これからはすべてを無駄なく使い切ることが求められる時代だと思う。

激しい雨が降ると家の前は道路が川になる。
この水も無駄なく使えないかなといつも思うのだが、、、

以前の公共事業はずいぶん無駄が指摘されたものだが、今は建設業者が苦しい時代だとうわさされている。
発注時と建設時では建設費がころころ変わったりするらしい。
談合などしていられないらしい。
地元の良く知っている会社が建設に当たるので、少し安心している。

早く草の種の入らない良質堆肥で栽培したいものだ。
堆肥を全面的に使うようになってからというもの昔はなかった草が多くなった。
特に今年は暑いせいか草がものすごいのだ。一週間も見ないでいるとジャングルになる。
発酵温度の安定したプラントで作る堆肥は、草の種もほとんど死んでいるらしい。
期待しましょ。
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上輪

2008年08月17日 | 家族
マニアックと言ったらしかられるだろうが、上輪海水浴場はヒカラビ一家お気に入りのムラソイ釣りのポイントがたくさんある、磯つき海水浴場だ。

国道から崖下の集落に降りる道は去年の中越沖地震で崩れたままで、いまだに通行止めなのだが、集落の裏の細い道を下れば何とか行けるのだ。

さすがに浜茶屋も無く、ひっそりしているが、それでもマニアは多いようで何組かの家族づれがバーベキューなどして楽しんでいた。
ここまでくると水はほとんど透明だ。

さすがにくらげが多くて泳ぐには少し寒かったが、いざ船出。

ワームがすぐに食いちぎられる。
悔しいので追ってくる魚をスレガカリさせてみると、やっぱりふぐだ。

場所を変えて隣の笠島海水浴場へ。
ここはどこかの小学校で大変な人出だった。
太陽も出て暖かかった。

最後に柏崎港で豆鯵釣りをしてみたが。
すごい数の小魚はいるが、かかってくるのは管理釣り場で使うルアーくらいのちびふぐばっかり。
ぼらの子もかかるが、夏ぼらは食えたもんじゃない。
サヨリの子も群れているものの、まったく食ってくれない。

娘たちはキャーキャー言いながらふぐ釣りを楽しんでた。
ふぐは口が小さいので全部スレガカリだけど、ひとつの針に3匹もかかったりして。
夏休み、初めての海でした。
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がま ン

2008年08月16日 | 家族
お盆にはご先祖様の霊をお墓に迎えに行きます。
ご先祖様は違うものに姿を変えて会いに来ているかも?知れません。

珍しく作業所に現れたがま。
子供たちは「きもっ」といって怖がりますが、手に乗せてもおとなしい。
昔から「天狗様のお使い」と言って、けして粗末に扱ってはいけません。

激しい雨も夜にはあがり、こじんまりと続けられている鎮守様の盆踊りも、そこそこにぎやかに盛り上がりました。
一時はやめてしまおうかと言う頃もあったのですが、青年団が我慢して続けてきてくれたおかげで今では子供たちも楽しみにしている恒例の行事です。



盆が来ると一息。
いきなり涼しくなったり、日が短くなったり。
忙しいのも暑いのも、もう少し。我慢、我慢。

今日は「孫」が来てくれた。
またしても抱っこしたら泣かれてしまった。残念。
もう少し大人になるまで、我慢、我慢。
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マレロ

2008年08月15日 | Weblog
盆だてがぁーんに 毎日200ケース強の出荷が続いている。
盆過ぎ用のマレロ、コルバラ、カサブランカが大量に切れているのだ。

5月の天候不順と空梅雨による根張りの悪さがいろいろな生理障害を引き起こしているし、夏は冷蔵による花シミも発生してしまったようだ。

冬以来の燃料高騰による出荷計画の狂いが夏の生産計画も狂わせてしまったようで、某トルコキキョウ産地では7月の出荷量が前年比180%だったそうだし、盆だというのに白い菊は金を出しても変えなかったそうだ。

天候の異常、経済の狂いは生活必需品でない「花」をダイレクトに苦しめる。
それでも8日、11日、13日の市場単価はまあまあ盆相場だったかなと思う。

朝から祭りの支度を。
突然の雷とともに久しぶりの雨が降ってきた。
年に一回しか登場しないお祭りセットだが、みんなが思い出しだし組上げて準備が完了。

雨にぬれてだるくなったので午前中は休むことにした。

昨日は鈴木桂治ショックでブログの更新が出来なかった。
北島康介は期待通りだった。おめでとう。
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