8年前に作った300㏄を超えるドライバー。
当時としては大きいヘッドだった。シャフトは癌から復活してハワイアンオープンで優勝したポールエージンガーの使っていたシャフト。ずっと気に入って使っていた。
クラブのせいではないが、年々衰える膝とモモの筋肉。いわゆる年齢からくるギッコンバッタン。
上下動による打点のずれには対処が難しいヘッドの大きさになってしまった。
今回のコンセプトは 初心者用 450ccのでかヘッドだ。
シャローヘッドで低重心、ロフト11.5度。 上がりやすさとスイートスポットの広さで選んだ。
シャフトは、イエローシャフトで一時代を築いたUSTプロフォースの最新型 V2、 53gと軽くて、先調子。バランスは今までよりも2軽くしてD0で44.5インチに仕上げた。
とにかくボールが上がりやすくてやさしいドライバーを作ったつもり。
ちょっと個性的にと思って、グリップにはスパイダーのマークを。
クラブを作る? そう。 道楽もベテランになると遊び道具を作るところから始まるのだ。
アイアンセットは12年前に作ったものだが未だにお気に入りだ。
ヘッドはヘッド、シャフトはシャフト、スウィングのくせに合わせて選んで組み立てる。値段の安い所も魅力だ。
さて、どんな球が打てるか。
思った通り、高弾道で強い球が打てる。
かなり叩いても、わざと打点をずらしてもほとんど曲がらない。
石川遼よ、おれの挑戦を待ってろ。